ARCADIA試験:心房細動がなくても「心房が傷んでいる」なら抗凝固すべきか
Kamel H, et al. Apixaban to Prevent Recurrence After Cryptogenic Stroke in Patients With Atrial Cardiopathy: The ARCADIA Randomized Clinical Trial. JAMA. 2024;331(7):573-581.(DOI: 10.1001/jama.2023.27188 / PMID: 38324415 / NCT03192215)
潜因性脳梗塞で心房筋障害(atrial cardiopathy)の所見がある1015例を、アピキサバンとアスピリンに二重盲検で割付。再発脳卒中は年率4.4% vs 4.4%、HR 1.00で完全に横並びとなり、無益中止となった。症候性頭蓋内出血はアピキサバン0例、アスピリン7例。「心房細動そのもの」ではなく「心房の異常」を治療標的にできるか、を問うた試験。
背景・CQ
心房筋障害(atrial cardiopathy)は、臨床的に明らかな心房細動がなくても脳卒中と関連することが知られている。
抗凝固は心房細動では有効性が確立している。しかし心房細動のない心房筋障害で脳卒中を予防するかは分かっていなかった。
潜因性脳梗塞かつ心房筋障害の所見をもつ患者において、抗凝固薬は抗血小板薬より二次予防に優れるか?
研究デザインの読み方(PICO)
潜因性脳梗塞があり、心房筋障害の所見をもつ 1015例。無作為化時点で心房細動なし
アピキサバン 5 mg または 2.5 mg 1日2回 507例
アスピリン 81 mg 1日1回 508例
再発脳卒中(time-to-event解析)。安全性の主要評価項目は症候性頭蓋内出血とその他の大出血
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。