AURORA試験:血液透析患者のロスバスタチンは、心血管イベントを減らすのか
― LDLもCRPも下げたのに予後は不変(透析患者の脂質管理/スタチン)
Fellström BC, Jardine AG, Schmieder RE, et al; AURORA Study Group. Rosuvastatin and Cardiovascular Events in Patients Undergoing Hemodialysis. N Engl J Med. 2009;360(14):1395–1407.(DOI: 10.1056/NEJMoa0810177 / PMID: 19332456 / NCT00240331)
血液透析患者でロスバスタチンはLDLとCRPを下げたが、心血管イベント・死亡を減らさなかった。主要複合(心血管死・非致死性MI・非致死性脳卒中)はHR 0.96・P=0.59で有意差なし。4Dに続き「透析患者ではスタチンが効かない」を確かめた一本です。
背景・CQ
4D(糖尿病透析)でスタチンが心血管を減らさなかったが、対象が糖尿病に限られていた。より広い透析集団ではどうか?
血液透析患者(脂質値を問わず)で、ロスバスタチンは心血管イベントを減らすか?
研究デザインの読み方(PICO)
50〜80歳、3か月以上の血液透析患者(脂質値は問わない)
ロスバスタチン10mg/日
プラセボ
心血管死・非致死性MI・非致死性脳卒中の複合
患者背景:2776例、25か国280施設の国際試験、二重盲検。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。