Paper Cruxy
原著を開く
会員限定髄膜炎多施設・後ろ向きコホート研究JAMA 2007読了 約5分

髄液細胞増多の小児で細菌性髄膜炎が極めて低リスクな群を見分ける ― Bacterial Meningitis Score の検証

Nigrovic LE. 髄液細胞増多の小児で細菌性髄膜炎が極めて低リスクな群を見分ける ― Bacterial Meningitis Score の検証(Clinical Prediction Rule for Identifying Children With Cerebrospinal Fluid Pleocytosis at Very Low Risk of Bacterial Meningitis). JAMA 2007.(DOI: 10.1001/jama.297.1.52 / PMID: 17200475)

髄液細胞増多(髄液白血球数10個/µL以上)のある小児は、実際に細菌性髄膜炎である割合が少ないにもかかわらず、入院して非経口抗菌薬を投与されるのが通例だった。Bacterial Meningitis Score(BMS)は、髄液グラム染色陽性、髄液好中球絶対数1000個/µL以上、髄液蛋白80mg/dL以上、末梢血好中球絶対数10,000個/µL以上、受診前または受診時のけいれんの既往の5項目がすべて陰性なら極めて低リスクと分類する予測ルールである。肺炎球菌結合型ワクチンが広く普及した時代における検証として、米国20施設の救急部門で、2001年1月1日から2004年6月30日に髄液細胞増多で受診し、腰椎穿刺前に抗菌薬を受けていない生後29日から19歳の小児3295例を後ろ向きに解析した。細菌性髄膜炎は121例(3.7%、95%CI 3.1〜4.4)、無菌性髄膜炎は3174例(96.3%、95.5〜96.9)。BMSで極めて低リスクと分類された1714例のうち、細菌性髄膜炎はわずか2例(感度98.3%、95%CI 94.2〜99.8/陰性的中率99.9%、95%CI 99.6〜100)で、その2例はいずれも生後2か月未満だった。なお無菌性髄膜炎の2518例(80%)が入院していた。

この続きは、無料登録で読めます。

無料登録すると、毎週3本まで、どの論文でも本文が読めます(毎週月曜にリセット)。すべて読みたい方は、登録後にプレミアムを14日間¥0で試せます。

まずは、全文を3本。

登録なしで最後まで読めるサンプルがあります。解説の深さをここで確かめてください。

無料で読める3本を見る

本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。