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会員限定周術期抗凝固(ブリッジング)多施設・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験N Engl J Med読了 約5分

心房細動患者の周術期ブリッジング抗凝固(BRIDGE)

Douketis JD. 心房細動患者の周術期ブリッジング抗凝固(BRIDGE)(Perioperative Bridging Anticoagulation in Patients with Atrial Fibrillation (BRIDGE)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJMoa1501035 / PMID: 26095867 / NCT00786474)

心房細動でワルファリンを飲む患者が手術を受ける時、休薬期間の血栓を防ぐためLMWH等でつなぐ"ブリッジング"が広く行われてきた。BRIDGEは1884例のワルファリン内服心房細動患者の待機的手術で、ブリッジング(ダルテパリン)vs 非施行(プラセボ)を比較。動脈血栓塞栓症は非施行が非劣性(0.4 vs 0.3%)、しかも大出血は非施行で有意に少なかった(1.3 vs 3.2%)。つまり多くの患者でブリッジングは血栓を防がず出血だけ増やす——"しない方がよい"を示した。ただし機械弁・最近の脳卒中・高リスク例は除外。

Background

背景・CQ

心房細動(AF)でワルファリンを内服する患者が手術・侵襲的処置を受ける際、ワルファリンを数日休薬する必要があるが、その間の脳卒中・全身塞栓を防ぐため、作用の短いLMWH(低分子ヘパリン)等で"橋渡し(ブリッジング)"する慣習が広く行われてきた。しかしブリッジングは出血を増やす懸念があり、その利益・リスクは無作為化試験で検証されていなかった。ワルファリン内服AF患者の待機的処置で、ブリッジングが必要かを検証した。

クリニカルクエスチョン

ワルファリン内服の心房細動患者の待機的処置において、周術期ブリッジングは必要か?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

慢性心房細動/粗動でワルファリンを3か月以上内服(INR治療域)し、待機的手術・侵襲的処置を受ける成人 1884例

I
Intervention ・ 介入

ブリッジング=ダルテパリン100 IU/kg 1日2回(処置3日前〜前日、処置後も再開)

vs
C
Comparison ・ 対照

非施行=プラセボ注射

O
Outcome ・ 評価項目

主要(有効性)=30日の動脈血栓塞栓症(脳卒中・全身塞栓・TIA)。主要(安全性)=30日の大出血

方法:多施設・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験(米国・カナダ)。ワルファリンは処置5日前に中止し当日/翌日再開。NHLBI資金、ダルテパリンはEisai提供。NCT00786474。機械弁・最近(12週以内)の脳卒中/TIA・非常に高いCHADS₂は除外。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。