ベンラリズマブの増悪抑制・肺機能改善を56週で確認(SIROCCOの対試験)― CALIMA
FitzGerald. ベンラリズマブの増悪抑制・肺機能改善を56週で確認(SIROCCOの対試験)― CALIMA(Benralizumab as Add-On for Severe Eosinophilic Asthma (CALIMA)). Lancet 2016;388(10056):2128-2141.(DOI: 10.1016/S0140-6736(16)31322-8 / PMID: 27580958 / NCT01914757)
SIROCCOと対をなすベンラリズマブの第III相確認試験。高用量ICS/LABAでコントロール不良の重症喘息(12–75歳、前年≥2回増悪)を、ベンラリズマブ30mg皮下注 Q4W/Q8W vs プラセボに無作為化し56週追跡。血中好酸球≥300/µLの主要集団で、Q8Wは年間増悪率を28%減(0.73 vs 1.01、P=0.019)、Q4Wも有意に低減、気管支拡張前FEV1・症状も改善。利益は好酸球高値・増悪頻回で大きい。「ベンラリズマブの増悪抑制・肺機能改善を、より長い56週で再現・確認」し、SIROCCOと併せて第III相pivotalの両輪を成した。承認用量は30mg皮下注8週毎。
背景・CQ
新薬の有効性は独立した複数の第III相で再現されてこそ確立する。
SIROCCOで示されたベンラリズマブの増悪抑制は、別の試験(より長い56週)でも再現されるか?
研究デザイン(PICO)
高用量ICS/LABAでコントロール不良の重症喘息、前年≥2回増悪(12–75歳)。好酸球≥300と<300で層別。
ベンラリズマブ30mg皮下注 Q4W または Q8W(Q8Wは最初の3回はQ4W)。
プラセボ。いずれも標準治療に上乗せ。
好酸球≥300/µL集団の年間増悪率。副次:気管支拡張前FEV1・症状スコア。
方法:56週・無作為化(1:1:1)・二重盲検・プラセボ対照・多施設・国際。SIROCCO(48週)より長期。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。