コントロール不良喘息への1日1回シングルインヘラー・トリプル療法(CAPTAIN)
Lee LA. コントロール不良喘息への1日1回シングルインヘラー・トリプル療法(CAPTAIN)(Once-daily single-inhaler triple therapy (FF/UMEC/VI) versus FF/VI in inadequately controlled asthma (CAPTAIN)). Lancet Respir Med.(DOI: 10.1016/S2213-2600(20)30389-1 / PMID: 32918892 / NCT02924688)
ICS/LABAでコントロールできない喘息に、1つの吸入器でLAMA(ウメクリジニウム)を足すトリプル療法(FF/UMEC/VI)は意味があるか。CAPTAINは6群比較でこれを検証。LAMA追加は肺機能(trough FEV1)を有意に改善(最大+110mL)したが、増悪減少は非有意で、増悪はむしろICS(FF)を増量した群で低かった。「LAMA=気流、ICS増量=増悪」という効き分けを示した一本。
背景・CQ
ICS/LABA併用でも喘息患者の3〜4割はコントロール不良が残る。COPDで確立したトリプル療法(ICS/LAMA/LABA)を喘息に応用し、1つの吸入器でLAMAを追加することの有効性・安全性、さらに「ICS増量とLAMA追加のどちらが、どの指標(肺機能か増悪か)に効くか」を検証した。
ICS/LABAでコントロール不良の喘息に、1日1回シングルインヘラーでLAMAを追加すると肺機能や増悪は改善するか?
研究デザイン(PICO)
ICS/LABAでコントロール不良(気管支拡張薬前FEV1<85%、ACQ-6≥1.5)の成人喘息 2436例(ITT)
FF/UMEC/VI(FF 100または200/UMEC 31.25または62.5/VI 25µg)1日1回(エリプタ)
FF/VI(100/25または200/25µg)1日1回
主要=24週時のtrough FEV1変化(ベースラインから)。主要副次=中等度/重症増悪の年率
方法:24〜52週、二重盲検・無作為化(1:1:1:1:1:1)・並行群間・第3相A試験。15か国416施設。エリプタ・ドライパウダー吸入器を使用。非肺機能エンドポイントではFF用量をプールしてUMEC用量ごとに比較した。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。