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会員限定線維筋痛症・慢性疼痛RCT・プラグマティック・非盲検・優越性試験JAMA 2026読了 約5分

慢性疼痛の認知行動療法、自己完結型 vs 臨床家提供型

Heapy AA. 慢性疼痛の認知行動療法、自己完結型 vs 臨床家提供型(Self-Directed vs Clinician-Delivered Cognitive Behavioral Therapy for Chronic Pain). JAMA 2026.(DOI: 10.1001/jama.2026.7861 / PMID: 42340733 / NCT03469505)

米国退役軍人保健局(VHA)9医療システムの慢性筋骨格系疼痛764例を、自己完結型CBT-CP(384例)と臨床家提供型CBT-CP(380例)に1:1で割り付けた。自己完結型は11週間で、自動音声応答システムが集めた日々の記録(対処スキルの練習・身体活動・痛みの評価)をもとに、コーチが毎週、個別の音声フィードバックを非同期で返す方式。主要評価項目である4か月時点の BPI-I(痛みによる生活の支障、0〜10、高いほど不良)は5.26 vs 6.23、平均差 −0.98(95%CI −1.31〜−0.65)、P<0.001 で自己完結型が優越し、6か月・12か月でも維持された。ただし臨床的に意味のある最小差(MCID)は1とされており、平均差 −0.98 はその手前にある。著者自身も「modest improvements」と表現している。

Background

背景・CQ

慢性疼痛に対する認知行動療法(CBT-CP)は非薬物療法の第一選択とされるが、アクセスの障壁が多く実際の利用率は低い。臨床家が提供しなくても成立する形式に効果があれば、届く人の数を大きく増やせる可能性がある。

クリニカルクエスチョン

通常の診療条件下で、非同期・個別フィードバック付きの自己完結型CBT-CPは、臨床家提供型CBT-CPと比べて有効か?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

米国退役軍人保健局(VHA)9医療システムの慢性筋骨格系疼痛患者764例

I
Intervention ・ 介入

自己完結型CBT-CP(384例)=11週間の治療。自動音声応答システムで毎日、対処スキルの練習・身体活動・痛みに関する評価を報告し、コーチが毎週、個別の音声フィードバックを非同期で提供

vs
C
Comparison ・ 対照

臨床家提供型CBT-CP(380例)=通常の診療条件下で週1回、4〜11セッション

O
Outcome ・ 評価項目

主要=4か月時点の BPI-I(Brief Pain Inventory-Interference、7項目、0〜10、高いほど機能不良。臨床的に意味のある最小差=1)。副次=6か月・12か月のBPI-I、痛みの強さ、痛みの影響、破局的思考、自己効力感、睡眠、全般的変化の印象、抑うつ症状、治療量

方法:RCT・プラグマティック・非盲検・優越性試験。米国退役軍人保健局9医療システムで、2019年12月20日〜2024年2月20日に764例を登録し、追跡は2025年2月に完了。1:1で割り付けた。試験登録は ClinicalTrials.gov NCT03469505。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。