「病気では?」の不安を治す――身体科外来での健康不安CBT(CHAMP)
. 「病気では?」の不安を治す――身体科外来での健康不安CBT(CHAMP)(Clinical and Cost-Effectiveness of Cognitive Behaviour Therapy for Health Anxiety in Medical Patients (CHAMP)). Lancet 2014;383:219-225.(DOI: 10.1016/S0140-6736(13)61905-4 / PMID: 24139977)
検査で異常がないのに「重い病気では」という不安が消えない――健康不安(病気不安症)は、身体科外来にあふれ、過剰受診と苦痛を生みます。CHAMP試験は、専門家でなく研修を受けたスタッフが行う短期CBTでこの不安を有意に減らし、効果は数年持続、医療費も抑えることを示しました。5分で。
背景・CQ
健康不安(心気症/病気不安症)は、循環器・消化器・呼吸器・神経内科などの一般外来に多く、反復検査・過剰受診・患者の苦痛につながります。有効な治療が普及していない一方、認知行動療法(CBT)が候補とされてきました。問題は「専門家が足りない現場で実装できるか」でした。
研究デザイン(PICO)
医療外来(心臓・内分泌・消化器・呼吸器・神経内科など)に通う異常な健康不安をもつ患者444例(16–75歳)
健康不安に特化したCBT(CBT-HA)5–10回。CBT専門家でない医療スタッフが2回のワークショップ研修+スーパービジョンのもとで実施
標準ケア(通常診療)
健康不安(HAI)の変化(主要評価は12か月)。不安・抑うつ・社会機能・QOL・医療費を2年(延長で5年・8年)
方法:多施設・無作為化。盲検評価。費用対効果も解析。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。