術前化学放射線+切除後の残存病変食道癌への術後ニボルマブ(CheckMate 577)
Kelly RJ. 術前化学放射線+切除後の残存病変食道癌への術後ニボルマブ(CheckMate 577)(Adjuvant Nivolumab in Resected Esophageal or Gastroesophageal Junction Cancer (CheckMate 577)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJMoa2032125 / PMID: 33789008 / NCT02743494)
CROSS型の術前化学放射線+手術を行っても、病理で腫瘍が残る(非pCR)患者は再発リスクが高い。CheckMate 577は、そうした残存病変のある食道/食道胃接合部癌794例を、術後ニボルマブ vs プラセボに無作為化。無病生存は22.4 vs 11.0か月(HR 0.69)とほぼ倍増した。術前治療+手術という既存の枠組みに術後免疫療法を追加し、再発リスクの高い患者の予後を改善した、食道癌初の術後補助免疫療法。
背景・CQ
食道・食道胃接合部癌は術前化学放射線療法(CROSS等)+手術が標準だが、病理学的完全奏効(pCR)に至らず腫瘍が残存する患者は再発リスクが高く、有効な術後治療がなかった。術前化学放射線+R0切除後に残存病変のある食道/食道胃接合部癌で、術後ニボルマブが無病生存を延長するかを検証した。
術前化学放射線+R0切除後に残存病変のある食道/食道胃接合部癌で、術後ニボルマブは無病生存を延長するか?
研究デザイン(PICO)
術前化学放射線療法を受けR0切除された Stage II/III 食道・食道胃接合部癌で、残存病理病変(ypT≥1またはypN≥1、=非pCR)のある成人 794例(29か国)。腺癌・扁平上皮癌とも
術後ニボルマブ(240 mg 2週ごと16週→480 mg 4週ごと、最長1年)532例
プラセボ 262例(2:1割付)
主要=無病生存(DFS)。副次=全生存(OS)・無遠隔転移生存
方法:国際・多施設・二重盲検・プラセボ対照・第3相試験。BMS資金。NCT02743494。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。