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会員限定食道癌RCT・第3相・多施設・非盲検・3群並行N Engl J Med 2022読了 約6分

進行食道扁平上皮癌の一次治療へのニボルマブ併用(CheckMate 648)

Doki Y. 進行食道扁平上皮癌の一次治療へのニボルマブ併用(CheckMate 648)(Nivolumab Combination Therapy in Advanced Esophageal Squamous-Cell Carcinoma (CheckMate 648)). N Engl J Med 2022.(DOI: 10.1056/NEJMoa2111380 / PMID: 35108470 / NCT03143153)

未治療の切除不能進行・再発・転移性の食道扁平上皮癌970例を、ニボルマブ+化学療法、ニボルマブ+イピリムマブ、化学療法単独の3群に1:1:1で割り付けた第3相オープンラベル試験。最短13か月の追跡で、腫瘍細胞のPD-L1発現1%以上の集団において、全生存中央値はニボルマブ+化学療法15.4か月 vs 化学療法9.1か月(HR 0.54、99.5%CI 0.37–0.80、P<0.001)、ニボルマブ+イピリムマブ13.7か月 vs 9.1か月(HR 0.64、98.6%CI 0.46–0.90、P=0.001)。全体集団でも13.2か月 vs 10.7か月(HR 0.74、99.1%CI 0.58–0.96、P=0.002)、12.7か月 vs 10.7か月(HR 0.78、98.2%CI 0.62–0.98、P=0.01)といずれも有意に延長した。一方で無増悪生存は、PD-L1 1%以上でニボルマブ+化学療法のみ有意(HR 0.65)で、ニボルマブ+イピリムマブでは有意差がつかなかった。

Background

背景・CQ

進行食道扁平上皮癌の一次化学療法の成績は不良である。抗PD-1抗体ニボルマブは、既治療の進行食道扁平上皮癌において化学療法に対する全生存の優越性を示していた。

クリニカルクエスチョン

未治療の進行食道扁平上皮癌の一次治療として、ニボルマブを化学療法またはイピリムマブと併用すると、化学療法単独より全生存は延びるか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

未治療の切除不能進行・再発・転移性の食道扁平上皮癌の成人970例

I
Intervention ・ 介入

ニボルマブ+化学療法、またはニボルマブ+抗CTLA-4抗体イピリムマブ

vs
C
Comparison ・ 対照

化学療法単独

O
Outcome ・ 評価項目

主要=全生存および盲検下独立中央判定による無増悪生存。まず腫瘍細胞のPD-L1発現1%以上の集団で、次に全体集団(全ランダム化例)で階層的に検定。安全性=Grade 3または4の治療関連有害事象

方法:RCT・第3相・多施設・非盲検・3群並行。未治療の切除不能進行・再発・転移性の食道扁平上皮癌の成人を1:1:1でニボルマブ+化学療法、ニボルマブ+イピリムマブ、化学療法単独に割り付けた。主要評価項目は全生存と、盲検下独立中央判定による無増悪生存の2つ。検定は階層的に行い、まず腫瘍細胞のPD-L1発現が1%以上の患者、次に全体集団で評価した。970例がランダム化され、最短13か月の追跡時点での解析が報告されている。資金は Bristol Myers Squibb および小野薬品工業。試験登録は NCT03143153。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。