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会員限定大腸・内視鏡検診RCT・プラグマティック・多施設・非劣性・並行群間Lancet 2025読了 約5分

大腸癌検診は大腸内視鏡か便潜血(FIT)か(COLONPREV)

Castells A. 大腸癌検診は大腸内視鏡か便潜血(FIT)か(COLONPREV)(Effect of Invitation to Colonoscopy versus Faecal Immunochemical Test Screening on Colorectal Cancer Mortality (COLONPREV)). Lancet 2025.(DOI: 10.1016/S0140-6736(25)00145-X / PMID: 40158525 / NCT00906997)

平均リスクの50〜69歳57,404人を、「1回の大腸内視鏡への招待」と「2年ごとの便潜血(FIT)への招待」に1:1で割り付けた、スペイン15施設のプラグマティックな非劣性ランダム化比較試験。主要評価項目は10年時点の大腸癌死亡(intention-to-screen 解析)で、非劣性の基準は絶対差0.16パーセントポイント未満。大腸内視鏡群 0.22%(55人死亡)vs FIT群 0.24%(60人死亡)、リスク差 −0.02(95%CI −0.10〜0.06)、リスク比 0.92(95%CI 0.64–1.32)、p=0.0005でFITは非劣性だった。一方、何らかの検診への参加率は大腸内視鏡群31.8%に対しFIT群39.9%(リスク比 0.79、95%CI 0.77–0.82)とFIT群のほうが高かった。「精度の高い検査」と「受けてもらえる検査」は別物であることを、10年の死亡で示した試験である。

Background

背景・CQ

大腸内視鏡と便潜血(FIT)は、いずれも平均リスク集団(大腸癌の既往も家族歴もない50歳以上)の大腸癌検診として受け入れられている戦略である。しかし検診プログラムとして両者を直接比較した死亡アウトカムのデータは乏しかった。

クリニカルクエスチョン

検診プログラムとして、便潜血(FIT)への招待は大腸内視鏡への招待に対して非劣性か?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

スペイン8地域15の三次医療機関で、大腸癌・腺腫・炎症性腸疾患の既往がなく、遺伝性/家族性大腸癌の家族歴(第一度近親者2人以上、または60歳未満での診断1人)がなく、重篤な併存疾患も大腸切除歴もない、見かけ上健康な50〜69歳 57,404人

I
Intervention ・ 介入

2年ごとの便潜血(FIT)検診への招待(28,696人。intention-to-screen 集団 26,719人)

vs
C
Comparison ・ 対照

1回の大腸内視鏡検診への招待(28,708人。intention-to-screen 集団 26,332人)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=10年時点の大腸癌死亡(intention-to-screen 解析)。副次的に検診参加率

方法:RCT・プラグマティック・多施設・非劣性・並行群間。スペイン8地域の三次医療機関15施設。2009年6月1日から2021年12月31日にかけて、対象者を検診への招待前に1:1で「1回の大腸内視鏡」または「2年ごとのFIT」に無作為に割り付けた。主要評価項目は10年時点の大腸癌死亡で、intention-to-screen 集団で評価した。非劣性を示すには絶対差が0.16パーセントポイント未満であることが必要と事前に定められた。試験登録は NCT00906997。資金は Fundación Científica de la Asociación Española contra el Cáncer および Instituto de Salud Carlos III。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。