難治性MAC肺疾患へのアミカシンリポソーム吸入(CONVERT)
Griffith DE. 難治性MAC肺疾患へのアミカシンリポソーム吸入(CONVERT)(Amikacin Liposome Inhalation Suspension for Treatment-Refractory MAC Lung Disease (CONVERT)). Am J Respir Crit Care Med.(DOI: 10.1164/rccm.201807-1318OC / PMID: 30216086 / NCT02344004)
MAC(Mycobacterium avium complex)肺疾患は、ガイドライン多剤治療(GBT)を続けても培養が陰性化しない難治例が少なくない。CONVERTは、アミカシンをリポソームに包んで吸入する薬(ALIS)をGBTに上乗せする第3相RCT。難治性MACで、月6までの培養陰性化がALIS+GBT 29% vs GBT単独8.9%と有意に高かった。吸入で肺局所に薬を届ける新戦略で、"効く薬がなかった"難治例に選択肢を与えた一本。
背景・CQ
難治性MAC肺疾患(6か月以上のGBTでも培養陽性が続く)は治療選択肢が乏しい。アミカシンは有効だが全身投与は腎・聴器毒性が問題。リポソーム化して吸入し肺局所濃度を高めるALISをGBTに上乗せすれば、培養陰性化が増えるかを検証した。
難治性MAC肺疾患に、アミカシンリポソーム吸入(ALIS)をガイドライン多剤治療(GBT)に上乗せすると、培養陰性化が増えるか?
研究デザイン(PICO)
治療難治性MAC肺疾患の成人(≥6か月のGBTでも培養陽性)。平均64.7歳、69.3%が女性
ALIS(アミカシンリポソーム吸入)+GBT(224例)
GBT単独(112例)※2:1割り付け
主要=月6までの培養陰性化(3か月連続の喀痰培養陰性)
方法:国際・第3相・前向き・オープンラベル・無作為化試験。月6までに陰性化し以降も陰性が続いた患者は、陰性化から12か月治療を継続し、その後12か月の治療終了後追跡へ。陰性化しない/再燃した患者は月8で試験終了。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。