敗血症性ショックへのヒドロコルチゾン療法(CORTICUS)
Sprung CL. 敗血症性ショックへのヒドロコルチゾン療法(CORTICUS)(Hydrocortisone Therapy for Patients with Septic Shock (CORTICUS)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJMoa071366 / PMID: 18184957)
Annane 2002がステロイドの生存改善を示したのを受け、CORTICUSはより広い集団で再検証した。499例をヒドロコルチゾン vs プラセボに無作為化。28日死亡は34.3% vs 31.5%(P=0.51)で差なし、ACTH奏効/非奏効で層別しても差はなかった。ショックからの離脱は速いが、重複感染が増える。"ステロイドは死亡を減らさない"を示し、Annaneの結論を覆した重要な陰性試験。
背景・CQ
Annane 2002は相対的副腎不全を伴う敗血症性ショックでステロイドの生存改善を示したが、より広い集団・より軽症も含めて再現されるかは不明だった。
ヒドロコルチゾンは敗血症性ショックの28日死亡を減らすか?
研究デザイン(PICO)
敗血症性ショックの成人 499例(昇圧薬の用量を問わず、欧州多施設)。ACTH負荷試験を実施
ヒドロコルチゾン50mg 静注 6時間ごと×5日、その後漸減
プラセボ
主要=ACTH非奏効者における28日死亡
方法:多施設・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験。目標症例数800に届かず(募集難で499例で終了=検出力不足)。登録は発症<72時間(Annaneの<8時間より遅い)。欧州の試験で、登録制度確立期のため試験登録番号は本要約で確認できず(原著参照)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。