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会員限定食道癌多施設・無作為化・第3相試験N Engl J Med読了 約4分

切除可能食道・食道胃接合部癌への術前化学放射線療法(CROSS)

van Hagen P. 切除可能食道・食道胃接合部癌への術前化学放射線療法(CROSS)(Neoadjuvant Chemoradiotherapy for Esophageal or Junctional Cancer (CROSS)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJMoa1112088 / PMID: 22646630)

切除可能食道癌は手術単独では再発が多い。CROSSは366例を、術前化学放射線療法(カルボプラチン+パクリタキセル+放射線41.4Gy)+手術 vs 手術単独に無作為化。全生存は49.4 vs 24.0か月(HR 0.657)とほぼ倍増、完全切除(R0)率も92% vs 69%へ向上した。病理学的完全奏効は29%(扁平上皮癌では49%)。忍容性も良好で、切除可能食道・食道胃接合部癌の術前治療の世界標準となった記念碑的試験。

Background

背景・CQ

切除可能な食道・食道胃接合部癌は手術単独では不完全切除(R1)が多く再発率が高い。局所制御を高めるため術前化学放射線療法が期待されたが、有効性は無作為化試験で確立していなかった。切除可能食道癌で、術前化学放射線療法が手術単独より生存を延長するかを検証した。

クリニカルクエスチョン

切除可能食道癌で、術前化学放射線療法は手術単独より生存を延長するか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

切除可能(cT1N1またはcT2–3N0–1、M0)の食道・食道胃接合部癌の成人 366例(オランダ多施設)。腺癌75%・扁平上皮癌23%

I
Intervention ・ 介入

術前化学放射線療法(カルボプラチンAUC2+パクリタキセル50 mg/m² 毎週×5+放射線41.4Gy/23分割)+手術

vs
C
Comparison ・ 対照

手術単独

O
Outcome ・ 評価項目

主要=全生存(OS)。副次=R0切除率・病理奏効・無増悪生存

方法:多施設・無作為化・第3相試験(intention-to-treat)。2004–2008年、生存追跡は2018年まで。オランダの試験(Netherlands Trial Register登録、ClinicalTrials.gov番号なし)。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。