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会員限定クループシステマティックレビュー・メタ解析・コクランCochrane Database Syst Rev 2023読了 約7分

クループの糖質コルチコイド ― RCT 45件5888例のコクランレビュー

Aregbesola A. クループの糖質コルチコイド ― RCT 45件5888例のコクランレビュー(Glucocorticoids for Croup in Children (Cochrane Review 2023)). Cochrane Database Syst Rev 2023.(DOI: 10.1002/14651858.CD001955.pub5 / PMID: 36626194)

1999年初版・2004年・2011年・2018年改訂に続く2023年更新版。18歳以下のクループ児を対象に、糖質コルチコイドをプラセボ・他の薬剤・他の糖質コルチコイド・異なる投与経路・異なる用量と比べたRCTを統合した。今回は前回から2件1323例が加わり、45件5888例となっている。プラセボとの比較では、クループスコアの低下が2時間後 SMD −0.65(95%CI −1.13〜−0.18、7件426例、低い確実性)、6時間後 SMD −0.76(−1.12〜−0.40、11件959例、低い確実性)、12時間後 SMD −1.03(−1.53〜−0.53、8件571例、低い確実性)。24時間後は SMD −0.86(−1.40〜−0.31、8件351例)だが非常に低い確実性である。プレドニゾロンとデキサメタゾンの比較では2時間後のスコアにほぼ差がない一方(SMD 0.06、−0.06〜0.18、1件1231例、高い確実性)、デキサメタゾンは再受診・再入院をおよそ半減させる可能性が高く(RR 0.55、0.28〜1.11、4件1537例、中等度の確実性)、補助的な糖質コルチコイドの追加使用を28%減らした(RR 0.72、0.53〜0.97、2件926例)。デキサメタゾン0.15mg/kg と 0.60mg/kg の比較では、再受診・再入院(RR 0.91、0.71〜1.17、3件949例、高い確実性)にも在院時間(平均差0.12、−0.32〜0.56、2件892例)にも差がなかった。含まれた研究の98%はバイアスリスクが高いか不明と評価されている。

Background

背景・CQ

糖質コルチコイドはクループ治療の中心である。既存のエビデンスは小児クループでの有効性を示してきたが、その臨床的な意義を最新の研究を含めて更新することが求められていた。

クリニカルクエスチョン

18歳以下のクループ児において、糖質コルチコイドの効果と安全性はどの程度か。薬剤と用量による違いはあるか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

クループのある18歳以下の小児。RCT 45件、計5888例

I
Intervention ・ 介入

糖質コルチコイド(デキサメタゾン、プレドニゾロンなど。投与経路・用量の違いを含む)

vs
C
Comparison ・ 対照

プラセボ、他の薬剤、他の糖質コルチコイド、他の糖質コルチコイドとの併用、異なる投与経路、異なる用量

O
Outcome ・ 評価項目

主要=クループスコアの変化、再受診・(再)入院のいずれかまたは両方。副次=入院・救急部門の在院時間、患者の改善、追加治療の使用、有害事象

方法:システマティックレビュー・メタ解析・コクラン。Cochrane Library(CENTRAL 2022年第9号)、Ovid MEDLINE(1946年から2022年3月4日)、Embase(Ovid、1974年から2022年3月4日)を検索し、WHO ICTRPとClinicalTrials.govも2022年3月4日に検索した。レビュー著者が独立してデータを抽出し、別の著者が検証した。バイアスリスクはコクランのリスク・オブ・バイアスツール、主要アウトカムの確実性はGRADEで2名が独立に評価した。データはReview Manager 5に入力してメタ解析した。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。