市中肺炎の重症度を5項目で層別化するCURB-65
Lim WS. 市中肺炎の重症度を5項目で層別化するCURB-65(Defining Community-Acquired Pneumonia Severity on Presentation to Hospital (CURB-65)). Thorax.(DOI: 10.1136/thorax.58.5.377 / PMID: 12728155)
PSIは精度は高いが20項目と煩雑。CURB-65は「Confusion(意識障害)・Urea>7mmol/L・Respiratory rate≥30・低Blood pressure・年齢≥65」の5項目を各1点(最大5点)で数えるだけ。点数が上がるほど30日死亡が上昇し、外来・一般病棟・重症の振り分けに使える。覚えやすく、研修医がまず手にする肺炎スコア。 ※本研究は2003年発表の観察研究であり臨床試験登録(NCT)はない。
背景・CQ
当時の修正英国胸部学会(mBTS)ルールは「重症肺炎」は拾えるが、「自宅管理に向く軽症」を見分けにくかった。入院CAP患者を管理群(外来・病棟・重症)に振り分ける、実用的で簡便な重症度評価モデルを導出・検証することを目指した。
来院時に得られる情報だけで、市中肺炎(CAP)患者を死亡リスクに応じた管理群に振り分ける簡便な重症度スコアを作れるか?
研究デザイン(PICO)
英国・ニュージーランド・オランダの前向きCAPコホート 1,068例(平均64歳、30日死亡9%)
5項目(C/U/R/B/年齢65)からなるCURB-65スコアによる層別化
mBTSルールなど既存指標
30日死亡(および管理区分の妥当性)
方法:3つの前向きCAP研究のデータを統合し、80%を導出コホート、残りを検証コホートとした。30日死亡を目的変数とする多変量ロジスティック回帰で予後因子を同定。来院時に得られる情報のみで算出できる6段階(0〜5点)のスコアを構築し、検証コホートで再現性を確認した。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。