非ST上昇型ACSへのクロピドグレル追加(CURE)
The CURE Trial Investigators. 非ST上昇型ACSへのクロピドグレル追加(CURE)(Clopidogrel in Addition to Aspirin in Acute Coronary Syndromes without ST-Segment Elevation (CURE)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJMoa010746 / PMID: 11519503)
アスピリンはACSの基盤だが、それでも再発は多い。CUREは12,562例の非ST上昇型ACS(NSTE-ACS)を、クロピドグレル+アスピリン vs アスピリン単独に無作為化。主要複合(心血管死/心筋梗塞/脳卒中)を20%(RR0.80、9.3 vs 11.4%)減らした。血小板を2つの経路で抑える"2剤併用抗血小板療法(DAPT)"を確立した。一方で大出血が増加(3.7 vs 2.7%)——DAPTの"虚血抑制 vs 出血"というトレードオフを明確に示し、以後の抗血小板療法の基本枠組みとなった。
背景・CQ
非ST上昇型ACS(不安定狭心症・NSTEMI)では、アスピリン+ヘパリンが標準だったが、再発性虚血イベントが多かった。クロピドグレルはアスピリンとは異なる経路(P2Y12=ADP受容体)で血小板を抑える。アスピリンにクロピドグレルを上乗せする2剤併用が、虚血イベントを減らすかを検証した。
非ST上昇型ACSにおいて、アスピリンにクロピドグレルを上乗せする2剤併用は虚血イベントを減らすか?
研究デザイン(PICO)
発症24時間以内でST上昇のない急性冠症候群(NSTE-ACS)の成人 12,562例
クロピドグレル(300 mg負荷後75 mg/日)+アスピリン、3–12か月
プラセボ+アスピリン
主要=心血管死・非致死的心筋梗塞・脳卒中の複合
方法:多施設・国際・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験。2001年発表(試験登録制度確立前でNCT記載なし)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。