STEMI多枝病変は退院前のFFRガイド完全血行再建が将来イベントを減らす(主に再血行再建)― DANAMI-3-PRIMULTI
Engstrøm. STEMI多枝病変は退院前のFFRガイド完全血行再建が将来イベントを減らす(主に再血行再建)― DANAMI-3-PRIMULTI(FFR-guided Complete Revascularization in STEMI (DANAMI-3-PRIMULTI)). Lancet 2015;386(9994):665-671.(DOI: 10.1016/S0140-6736(15)60648-1 / PMID: 26347918 / NCT01960933)
STEMIで責任病変のPCIに成功した多枝病変627人を、退院前のFFRガイド完全血行再建 vs 責任病変のみに無作為化。主要複合(全死亡・非致死的再梗塞・非責任病変の虚血driven血行再建)は13% vs 22%、HR 0.56(p=0.004)で完全血行再建が優位。ただし差は主に再血行再建の減少で、死亡・再梗塞は不変。10年でも利益が持続。STEMI多枝で「FFRで虚血を確認して残りも治す」を支持した試験。
背景・CQ
STEMIの多枝病変で、非責任病変を治すべきか、治すなら造影だけで判断するか機能評価を加えるか。
STEMI+多枝病変で、退院前のFFRガイド完全血行再建は責任病変のみより将来イベントを減らすか?
研究デザイン(PICO)
STEMIで責任病変PCIに成功し、1つ以上の有意な非責任病変をもつ患者(n=627、デンマーク)。
FFRガイド完全血行再建(非責任病変をFFRで評価し、有意なら退院前にPCI)(314例)。
責任病変のみ(非責任病変は薬物治療)(313例)。
全死亡・非致死的再梗塞・非責任病変の虚血driven血行再建の複合。
方法:無作為化・非盲検・多施設(デンマーク)。全例best medical therapy。追跡中央値27か月。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。