生活習慣改善とメトホルミンによる2型糖尿病の予防(DPP)
Knowler WC. 生活習慣改善とメトホルミンによる2型糖尿病の予防(DPP)(Reduction in the Incidence of Type 2 Diabetes with Lifestyle Intervention or Metformin (DPP)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJMoa012512 / PMID: 11832527 / NCT00004992)
前糖尿病(境界型)は放置すると2型糖尿病に進行する。DPPは3234例の前糖尿病を、集中的な生活習慣介入(7%減量+週150分の運動)vs メトホルミン vs プラセボに無作為化。生活習慣介入は糖尿病の発症を58%減、メトホルミンは31%減らした。生活習慣が薬を上回った——特に高齢・やせ型で顕著。糖尿病は運動と食事で予防できることを大規模に証明し、公衆衛生・予防医学の金字塔となった試験。効果は21年後まで持続する。
背景・CQ
前糖尿病(空腹時血糖異常・耐糖能異常)の人は2型糖尿病へ進行するリスクが高い。生活習慣改善や薬剤で、この進行を予防・遅延できるかは大規模には検証されていなかった。
前糖尿病の高リスク者で、集中的生活習慣介入またはメトホルミンは、2型糖尿病の発症を減らすか?
研究デザイン(PICO)
前糖尿病(空腹時血糖上昇+耐糖能異常、BMI≥24)の成人 3234例(多様な人種・民族)
集中的生活習慣介入(7%減量+週150分の身体活動を目標)/メトホルミン850 mg 1日2回
プラセボ(+標準的生活指導)
主要=2型糖尿病の発症
方法:多施設・無作為化・対照試験(3群)。米国NIDDK資金。平均追跡2.8年で有効性のため早期終了。NCT00004992。後継のDPPOSで長期追跡。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。