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会員限定生活習慣・減量療法観察的追跡コホート研究JAMA 2026読了 約6分

前糖尿病への生活習慣介入は、25年後の多疾患併存を減らしたか(DPPOS)

Salive ME. 前糖尿病への生活習慣介入は、25年後の多疾患併存を減らしたか(DPPOS)(Lifestyle and Metformin Interventions and Risk of Multimorbidity in Adults With Prediabetes (DPP/DPPOS)). JAMA 2026.(DOI: 10.1001/jama.2026.8492 / PMID: 42295772 / NCT00004992)

Diabetes Prevention Program(DPP)で強化生活習慣介入・メトホルミン・プラセボに無作為化された 3234例のうち、同意が得られ CMS(メディケア)の疾病データが 2021年まで利用できた 1173例を解析した。主要アウトカムは多疾患併存(CMS の Chronic Condition Data Warehouse で定義された15疾患のうち2つ以上)。追跡終了までに 997例(85%)が2つ以上の疾患を持ち(中央値5疾患、IQR 3–7)、群別では生活習慣群 316/385例(82%)、メトホルミン群 327/385例(85%)、プラセボ群 350/403例(87%)。共変量調整後、多疾患併存のリスクは生活習慣群でプラセボ群より低かった(HR 0.79、95%CI 0.68–0.93)。メトホルミン群とプラセボ群には差がなかった(HR 0.91、95%CI 0.78–1.07)。糖尿病を多疾患併存の定義から除外しても関係は保たれ、最も費用のかかる疾患の組み合わせに限ると HR 0.57(95%CI 0.38–0.85)だった。

Background

背景・CQ

1つの疾患ではなく複数の慢性疾患をまとめて予防・遅延させる方法を研究することは公衆衛生上きわめて重要だが、長期追跡でその成功を示した介入はほとんどない。

クリニカルクエスチョン

前糖尿病の成人に対する強化生活習慣介入またはメトホルミンは、長期の多疾患併存を減らすか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

糖尿病の高リスクにあった前糖尿病の成人 1173例(年齢中央値74歳[IQR 70–80]、女性 795例[68%])。DPP に 1996年6月1日〜1999年5月28日に登録された 3234例のうち、同意が得られ CMS の疾病データが 2021年まで利用可能だった集団

I
Intervention ・ 介入

強化生活習慣介入(DPP でランダム化)385例。DPPOS 期間中は半年ごとのブースタークラスを提供

vs
C
Comparison ・ 対照

プラセボ 403例(DPPOS 開始時に非盲検化しプラセボは中止)。もう一方の比較群としてメトホルミン 385例(DPPOS 期間中も継続)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=多疾患併存(CMS の Chronic Condition Data Warehouse で定義され Medicare Advantage の受診記録に適合させた15疾患のうち2つ以上の存在)

方法:観察的追跡コホート研究(無作為化比較試験の追跡)・多施設。米国27施設で 1996年6月1日〜2021年12月31日に実施された。DPP の3年間の無作為化を受けた参加者が、その後 DPP Outcomes Study(DPPOS)に組み入れられた。DPPOS 期間中は薬剤の盲検が解除されプラセボは中止、メトホルミンは継続され、2014年までは全参加者に四半期ごとの生活習慣クラスが提供された。生活習慣群には半年ごとのブースタークラスが提供された。多疾患併存の発症までの時間と無作為化群との関連は Cox 比例ハザードモデルで推定した。データ解析は 2024年6月5日〜2025年11月7日。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。