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会員限定嗜癖・禁煙RCT・多施設・実装研究J Clin Oncol 2026読了 約5分

がんと診断された喫煙者への遠隔・継続型禁煙治療(ECOG-ACRIN EAQ171CD)

Park ER. がんと診断された喫煙者への遠隔・継続型禁煙治療(ECOG-ACRIN EAQ171CD)(Virtual Sustained Tobacco Treatment for Patients With Cancer (ECOG-ACRIN EAQ171CD)). J Clin Oncol 2026.(DOI: 10.1200/JCO-25-02267 / PMID: 42441935)

米国NCI Community Oncology Research Programの37施設で、がんと診断されて間もない喫煙者306例を、遠隔での継続型禁煙治療(VST)と、強化した通常ケア(EUC=NCI quitlineへの紹介)に割り付けた。VSTは最大11回の同期型テレヘルスカウンセリング(週1回×4、隔週×4、月1回×3)と、最大12週間の無償ニコチン置換療法(NRT)から成る。主要評価項目である6か月時点の7日間point prevalence禁煙率は、VST 28.4%(42/148)対 EUC 14.7%(21/143)。VST群の80.8%(126/156)がカウンセリングに参加し、そのうち85.7%(108/126)がNRTを受け取った。8回を超えて受けた人は5回未満の人より禁煙しやすく(p=.005)、1禁煙あたりの増分費用は7,724米ドルだった。

Background

背景・CQ

がんと診断された後も喫煙を続けることは、治療成績の悪化と関連する。それにもかかわらず、禁煙治療は地域のがん診療の現場に組み込まれてこなかった。対面での集中的な介入は届く範囲が限られ、続かない。遠隔で、しかも長く続ける形にすれば、地域のがん診療の現場でも成り立つのか。

クリニカルクエスチョン

がんと診断されて間もない喫煙者に対し、遠隔での継続型禁煙治療は、禁煙相談窓口への紹介より禁煙率を高めるか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

がんと診断されて間もない喫煙者 306例(英語話者・スペイン語話者)。女性70.9%、白人86.3%、年齢中央値57歳、喫煙と関連しない腫瘍が45.4%。起床後30分以内に喫煙する人が302例中221例(73.2%)

I
Intervention ・ 介入

遠隔での継続型禁煙治療(VST)=最大11回の同期型テレヘルスによる動機づけカウンセリング(週1回×4、隔週×4、月1回×3)+最大12週間の無償ニコチン置換療法

vs
C
Comparison ・ 対照

強化した通常ケア(EUC)=NCI quitline(禁煙相談窓口)への紹介

O
Outcome ・ 評価項目

主要=6か月時点の7日間point prevalence禁煙率。副次=継続禁煙率、有意な減煙率、ガイドライン準拠の禁煙補助薬使用、1禁煙あたりの増分費用

方法:RCT・多施設・実装研究。米国NCI Community Oncology Research Program(NCORP)の地域施設37か所で、2019年8月から2022年12月にかけて英語話者・スペイン語話者の患者を割り付けた。介入は遠隔(テレヘルス)で完結し、ニコチン置換療法は無償で提供された。主要評価項目は6か月時点の7日間point prevalence禁煙率。治療効果を修飾する因子(treatment moderator)の探索も行われた。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。