ICUで静脈栄養を早く足すと不利 ― 後期開始のほうが回復が速い
Casaer(EPaNIC). ICUで静脈栄養を早く足すと不利 ― 後期開始のほうが回復が速い(EPaNIC). N Engl J Med 2011;365(6):506-517.(DOI: 10.1056/NEJMoa1102662 / PMID: 21714640 / NCT00512122)
ICUで経腸栄養が足りないときに静脈栄養(PN)を早期(48時間以内)に足す戦略は、後期(8日目以降)に始める戦略より不利。新規感染が26.2% vs 22.8%(早期で多い、P=0.008)、ICU滞在も長く、死亡は不変。早期のPN追加を急がない根拠。
背景・CQ
重症患者で経腸栄養(EN)だけでは目標カロリーに届かないとき、PNをいつ足すかで欧州(早期)と米加(後期)のガイドラインが対立していた。
早期にPNを足すべきか?
研究デザイン(PICO)
栄養リスクのあるICU成人(n=4640、混合内科外科)。
早期PN(48時間以内に開始、欧州式)。
後期PN(8日目まで開始しない、米加式)。両群ともEN優先+インスリンで血糖80〜110を維持。
ICU生存退室までの時間(ICU依存期間)、新規感染。
方法:無作為化・多施設(ベルギー7 ICU)・並行群間。
この続きは、無料登録で読めます。
登録に必要なのは、メールアドレスとパスワードだけです。カードの登録は要りません。
登録すると、この論文の続きを含めて、毎週3本まで、どの論文でも本文が読めます(毎週月曜にリセット)。
- 主な結果
- 臨床への落とし込み
- 結論
- 解釈と限界
- Editor's Note(解釈・使いどころ)
すべて読みたい方は、登録後にプレミアムを14日間¥0で試せます(カード登録が必要)。
本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。