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会員限定肺高血圧症12週・前向き・無作為化・多施設・非盲検試験N Engl J Med読了 約4分

原発性肺高血圧症への持続静注エポプロステノール(Barst 1996)

Barst RJ. 原発性肺高血圧症への持続静注エポプロステノール(Barst 1996)(A Comparison of Continuous Intravenous Epoprostenol with Conventional Therapy for Primary Pulmonary Hypertension). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJM199602013340504 / PMID: 8532025)

原発性肺高血圧症(現在のPAH)は、かつて有効薬がなく予後の極めて悪い病だった。この12週RCTは、プロスタサイクリン(エポプロステノール)の持続静注+従来治療を、従来治療単独と比較。運動耐容能・血行動態・QOLを改善しただけでなく、12週で死亡が従来治療群8例に対しエポプロステノール群0例——PAHで初めて生存を改善した治療となった。以後のすべてのPAH治療開発の出発点となる歴史的な一本。

Background

背景・CQ

原発性肺高血圧症は進行性で、前向き無作為化試験で生存改善を示した治療は当時なかった。プロスタサイクリンは内皮由来の強力な血管拡張・抗血小板物質で、その持続静注が重症例の運動耐容能・血行動態・生存を改善するかを検証した。

クリニカルクエスチョン

重症の原発性肺高血圧症に、プロスタサイクリン(エポプロステノール)を持続静注すると、運動耐容能・血行動態・QOL、そして生存を改善するか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

重症の原発性肺高血圧症(NYHA心機能分類 III/IV)81例

I
Intervention ・ 介入

持続静注エポプロステノール+従来治療(41例)

vs
C
Comparison ・ 対照

従来治療単独(40例)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=運動耐容能(6分歩行距離)。副次=血行動態、QOL、生存

方法:12週・前向き・無作為化・多施設・非盲検試験(薬剤の性質上オープンラベル)。従来治療は抗凝固・利尿・ジゴキシン・酸素・(適応例で)カルシウム拮抗薬など。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。