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会員限定脂肪性肝疾患(NASH/MASH)RCT・第3相・多施設・二重盲検・プラセボ対照・進行中N Engl J Med 2025読了 約6分

MASHに対するセマグルチド2.4mg 週1回皮下注(ESSENCE 第1部)

Sanyal AJ. MASHに対するセマグルチド2.4mg 週1回皮下注(ESSENCE 第1部)(Phase 3 Trial of Semaglutide in Metabolic Dysfunction-Associated Steatohepatitis (ESSENCE)). N Engl J Med 2025.(DOI: 10.1056/NEJMoa2413258 / PMID: 40305708 / NCT04822181)

代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)に対するGLP-1受容体作動薬の効果を検証した第3相試験。生検で診断され線維化ステージ2または3のMASH患者1197例を2:1でセマグルチド2.4mg週1回皮下注またはプラセボに割り付け、240週の投与を予定した試験の、最初の800例を対象とする72週時点の計画された中間解析(第1部)である。主要評価項目は2つ、①線維化を悪化させずに脂肪肝炎が消失すること、②脂肪肝炎を悪化させずに線維化が改善すること。①は62.9%対34.3%(差28.7ポイント、95%CI 21.1〜36.2、p<0.001)、②は36.8%対22.4%(差14.4ポイント、95%CI 7.5〜21.3、p<0.001)。脂肪肝炎の消失と線維化改善の両方を満たしたのは32.7%対16.1%(差16.5ポイント、95%CI 10.2〜22.8、p<0.001)。体重変化は −10.5%対 −2.0%。身体の痛みスコアには有意差がなかった。

Background

背景・CQ

グルカゴン様ペプチド1(GLP-1)受容体作動薬であるセマグルチドは、代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)の治療候補とされてきた。中等度〜高度の線維化を伴うMASHで、組織学的な改善をもたらすかを第3相で検証する必要があった。

クリニカルクエスチョン

MASHかつ線維化ステージ2または3の患者において、セマグルチド2.4mg週1回は肝の組織学的所見を改善するか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

生検でMASHと診断され、線維化ステージ2または3の患者1197例(うち第1部の解析対象は最初の800例:セマグルチド群534例、プラセボ群266例)

I
Intervention ・ 介入

セマグルチド2.4mgを週1回皮下注(240週の予定、第1部は72週時点の解析)

vs
C
Comparison ・ 対照

プラセボ

O
Outcome ・ 評価項目

主要(第1部の2つ)=①線維化の悪化なしに脂肪肝炎が消失、②脂肪肝炎の悪化なしに線維化が改善。多重性を調整した副次=脂肪肝炎の消失と線維化改善の両方、体重変化、身体の痛みスコアの変化

方法:RCT・第3相・多施設・二重盲検・プラセボ対照・進行中。1197例を2:1でセマグルチド2.4mg週1回皮下注またはプラセボに割り付け、240週間の投与を予定している。ここで報告されているのは、最初の800例を対象に72週時点で行われた計画された中間解析(第1部)である。主要評価項目は組織学的な2項目で、副次評価項目のうち3つが多重性の調整計画に含まれた。資金は Novo Nordisk。試験登録は ClinicalTrials.gov NCT04822181。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。