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会員限定痛風(尿酸低下・心血管安全性)RCT・多施設・前向き・非盲検・評価者盲検・非劣性Lancet 2020読了 約6分

痛風のフェブキソスタットはアロプリノールに心血管で非劣性(FAST)

Mackenzie IS. 痛風のフェブキソスタットはアロプリノールに心血管で非劣性(FAST)(Long-term cardiovascular safety of febuxostat compared with allopurinol in patients with gout (FAST)). Lancet 2020.(DOI: 10.1016/S0140-6736(20)32234-0 / PMID: 33181081)

CARES試験でフェブキソスタットの心血管死シグナルが報告されたことを受け、欧州医薬品庁が求めた市販後試験。英国・デンマーク・スウェーデンで、60歳以上・アロプリノール服用中・心血管リスク因子を1つ以上持つ痛風患者6128例を、アロプリノール継続(3065例)とフェブキソスタット80mg/日開始(3063例、必要に応じ120mg/日)に1:1で無作為化した。主要評価項目は非致死性心筋梗塞・バイオマーカー陽性ACSでの入院、非致死性脳卒中、心血管死の複合。オントリートメント解析で フェブキソスタット 1.72件/100人年 vs アロプリノール 2.05件/100人年、調整HR 0.85(95%CI 0.70–1.03)、非劣性 p<0.0001(非劣性マージン HR 1.3)。死亡は 7.2% vs 8.6% で、フェブキソスタットで増える傾向は見られなかった。

Background

背景・CQ

フェブキソスタットとアロプリノールは痛風の尿酸低下療法として使われる。CARES試験でフェブキソスタットの心血管死シグナルが指摘されたことを受け、欧州医薬品庁は市販後に心血管安全性を検証する試験を求めた。

クリニカルクエスチョン

心血管リスクを持つ痛風患者において、フェブキソスタットの長期使用はアロプリノールと比べて心血管イベントを増やすか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

英国・デンマーク・スウェーデンの痛風患者 6128例。60歳以上、すでにアロプリノールを服用中、心血管危険因子を1つ以上保有。直近6か月の心筋梗塞・脳卒中、重症心不全、重度腎機能障害は除外

I
Intervention ・ 介入

フェブキソスタット 80mg/日で開始し、血清尿酸 0.357mmol/L(6mg/dL)未満を目標に必要なら 120mg/日へ増量(3063例)

vs
C
Comparison ・ 対照

アロプリノールを最適化した用量で継続(3065例)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=非致死性心筋梗塞またはバイオマーカー陽性の急性冠症候群による入院、非致死性脳卒中、心血管死の複合。非劣性マージン HR 1.3

方法:RCT・多施設・前向き・非盲検・評価者盲検・非劣性。リードイン期でアロプリノール用量を血清尿酸 0.357mmol/L 未満に向けて最適化したのち、1:1で無作為化(心血管イベント既往で層別化)。主要評価は Cox 比例ハザードモデル(層別化変数と国で調整)でのオントリートメント解析。登録は EudraCT 2011-001883-23、ISRCTN72443728。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。