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会員限定骨粗鬆症多施設・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験Lancet読了 約4分

既存椎体骨折のある女性へのアレンドロネート(FIT)

Black DM. 既存椎体骨折のある女性へのアレンドロネート(FIT)(Effect of Alendronate on Risk of Fracture in Women with Existing Vertebral Fractures (Fracture Intervention Trial)). Lancet.(DOI: 10.1016/S0140-6736(96)07088-2 / PMID: 8950879)

骨粗鬆症治療は"骨密度を上げる"ことを目標にしてきたが、真に重要なのは"骨折を防ぐ"ことである。FITは2027例の既存の椎体骨折+低骨密度のある閉経後女性を、アレンドロネート vs プラセボに無作為化。新規椎体骨折を47%(8.0 vs 15.0%)、そして股関節骨折を51%(1.1 vs 2.2%)減らした。ビスホスホネートが(骨密度だけでなく)実際の骨折——命に関わる股関節骨折を含む——を減らすことを証明し、経口ビスホスホネートを骨粗鬆症の第一選択に据えた基盤的試験。

Background

背景・CQ

骨粗鬆症は骨強度が低下して骨折しやすくなる疾患で、椎体骨折・股関節骨折は寝たきり・死亡につながる。当時、ビスホスホネート(アレンドロネート)は骨密度(BMD)を上げ、画像上の椎体骨折を減らすことは知られていたが、"臨床的に重要な骨折(症候性椎体骨折・股関節骨折・その他の骨折)"を減らすかは大規模には示されていなかった。既存の椎体骨折と低骨密度を持つ閉経後女性で、アレンドロネートが骨折を減らすかを検証した。

クリニカルクエスチョン

既存の椎体骨折と低骨密度のある閉経後女性で、アレンドロネートは臨床的に重要な骨折を減らすか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

閉経後女性で、大腿骨頸部の低骨密度+1つ以上の既存の椎体骨折を持つ人 2027例

I
Intervention ・ 介入

アレンドロネート(5 mg/日→2年目以降10 mg/日)

vs
C
Comparison ・ 対照

プラセボ(両群ともカルシウム・ビタミンD補充)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=新規の形態的(画像的)椎体骨折。副次=臨床骨折(股関節・手関節等)

方法:多施設・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験(Fracture Intervention Trial・椎体骨折アーム)。追跡約3年。1996年発表(試験登録制度確立前でNCT記載なし)。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。