増悪予防はLABA/LAMAがLABA/ICSに優り、肺炎も少ない(気管支拡張薬ファースト)― FLAME
Wedzicha. 増悪予防はLABA/LAMAがLABA/ICSに優り、肺炎も少ない(気管支拡張薬ファースト)― FLAME(Indacaterol-Glycopyrronium vs Salmeterol-Fluticasone for COPD (FLAME)). N Engl J Med 2016;374(23):2222-2234.(DOI: 10.1056/NEJMoa1516385 / PMID: 27181606 / NCT01782326)
前年に増悪歴のある中等度〜最重症COPD 3,354人を、インダカテロール/グリコピロニウム(LABA/LAMA、二剤気管支拡張薬)vs サルメテロール/フルチカゾン(LABA/ICS)に無作為化し52週追跡(非劣性→優越性)。主要評価の年間全増悪率はLABA/LAMAで11%低い(率比0.89)でLABA/ICSに優越、初回増悪までの時間も延長(HR 0.84)、トラフFEV1が高く(+53mL)、肺炎が少なかった(3.2% vs 4.8%)。利益は血中好酸球の層によらず一貫。「増悪予防はLABA/LAMAがLABA/ICSに優り、しかも肺炎が少ない」を示し、気管支拡張薬ファースト(ICSは適応を絞る)という現代COPD治療への転換を決定づけた。
背景・CQ
増悪リスクの高いCOPDには、従来LABA/ICSかLAMAが第一選択とされた。二剤気管支拡張薬(LABA/LAMA)の位置づけは不明だった。
増悪歴のあるCOPDで、LABA/LAMAはLABA/ICSより増悪を予防するか?
研究デザイン(PICO)
中等度〜最重症COPD、前年に≥1回の増悪歴(n=3,354)。
インダカテロール/グリコピロニウム(LABA/LAMA)110/50µg 1日1回。
サルメテロール/フルチカゾン(LABA/ICS)50/500µg 1日2回。
年間全COPD増悪率(非劣性→優越性)。副次:増悪までの時間・FEV1・SGRQ・肺炎。
方法:52週・無作為化・二重盲検・ダブルダミー・多施設・国際。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。