Paper Cruxy
原著を開く
会員限定呼吸器内科(肺癌)RCT・多施設・二重盲検N Engl J Med 2018読了 約7分

FLAURA試験:EGFR変異肺癌の一次治療に第3世代TKIオシメルチニブは標準TKIを超えるか
― EGFR変異陽性・未治療NSCLCへのオシメルチニブ(PFS・OS・脳転移)

Soria JC, Ohe Y, Vansteenkiste J, et al. Osimertinib in Untreated EGFR-Mutated Advanced Non-Small-Cell Lung Cancer. N Engl J Med. 2018;378(2):113–125.(DOI: 10.1056/NEJMoa1713137 / NCT02296125)

EGFR変異陽性(Ex19del/L858R)の未治療・進行非小細胞肺癌(NSCLC)で、第3世代EGFR-TKIオシメルチニブと標準TKI(ゲフィチニブ/エルロチニブ)を比較。無増悪生存(PFS)を大きく延ばし(18.9 vs 10.2か月、HR 0.46)、後の解析で全生存(OS)も改善(38.6 vs 31.8か月)。EGFR変異肺癌の一次治療標準を変えた一本です。

Background

背景・CQ ― なぜこの試験が必要だったのか

EGFR変異NSCLCは第1/2世代TKIが標準だったが、多くがT790M変異で耐性化した。第3世代EGFR-TKIオシメルチニブは、このT790M耐性を含むEGFR変異を標的とする薬剤であり、これを「耐性後」ではなく「一次治療」で使えば予後を変えられるのではないか、という問いが背景にあります。

クリニカルクエスチョン

EGFR変異の未治療NSCLCで、オシメルチニブは標準TKIより予後を改善するか?

Design (PICO)

研究デザインの読み方(PICO)

P
Population ・ 患者

未治療・進行/転移NSCLC、EGFR感受性変異(Ex19del または L858R)

感受性変異に絞った集団

I
Intervention ・ 介入

オシメルチニブ 80mg 1日1回

第3世代EGFR-TKI

vs
C
Comparison ・ 対照

標準EGFR-TKI(ゲフィチニブ または エルロチニブ)

当時の一次治療標準

O
Outcome ・ 評価項目

PFS(無増悪生存)

患者背景(要点):556例(オシメルチニブ279/標準TKI277)、二重盲検。

この続きは、無料登録で読めます。

登録に必要なのは、メールアドレスとパスワードだけです。カードの登録は要りません。
登録すると、この論文の続きを含めて、毎週3本まで、どの論文でも本文が読めます(毎週月曜にリセット)。

登録すると読める、この先の章
  1. 主な結果
  2. キーメッセージと臨床インパクト
  3. 解釈と限界
  4. まとめ
  5. Editor's Note(解釈・使いどころ)

すべて読みたい方は、登録後にプレミアムを14日間¥0で試せます(カード登録が必要)。

最後まで読める3本も。

どの論文も、冒頭の2章はこのまま読めます。登録なしで最後まで読める解説も3本あります。

無料で読める3本を見る

本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。