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会員限定脂質異常症RCT・二重盲検・プラセボ対照N Engl J Med 2017読了 約6分
FOURIER:PCSK9阻害でLDLを“底”まで下げると心血管イベントは減るか
Sabatine MS, et al. Evolocumab and Clinical Outcomes in Patients with Cardiovascular Disease. N Engl J Med. 2017;376:1713–1722.(DOI:10.1056/NEJMoa1615664)
スタチンを服用中のASCVD患者にPCSK9阻害薬エボロクマブを上乗せし、LDLを中央値約30mg/dLまで低下。主要評価項目を15%減(HR 0.85)。「LDLは低いほど良い」を、これまで届かなかった超低値まで、安全性を保ちながら実証した。一方で心血管死・総死亡は減らさなかった。
背景・CQ
スタチン・エゼチミブでLDLを下げるほどイベントが減ることは分かっていたが、スタチンで届く範囲より下げたらどうかは不明だった。PCSK9阻害薬はLDL受容体の分解を防ぎ、LDLを約60%下げる。
クリニカルクエスチョン
ASCVD患者で、スタチンにPCSK9阻害薬を上乗せして超低LDLにすると、心血管イベントは減るか?
研究デザインの読み方(PICO)
- P:確立したASCVD(心筋梗塞・脳卒中・末梢動脈疾患)・LDL-C≥70mg/dL・スタチン服用中。N=27,564。
- I:エボロクマブ 140mg/2週 または 420mg/月の皮下注+スタチン継続。
- C:プラセボ皮下注+スタチン継続(二重盲検)。
- O(主要):CV死・MI・脳卒中・不安定狭心症入院・冠血行再建 の複合。主要副次=CV死・MI・脳卒中。追跡中央値2.2年。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。