AKIで高用量腹膜透析と連日HDは死亡に差なし(PDは有効な代替)― Gabriel 2008
Gabriel. AKIで高用量腹膜透析と連日HDは死亡に差なし(PDは有効な代替)― Gabriel 2008(High-Volume PD vs Daily Hemodialysis in AKI (Gabriel 2008)). Kidney Int 2008;73(Suppl 108):S87-S93.(DOI: 10.1038/sj.ki.5002608 / PMID: 18379555)
急性尿細管壊死(ATN)によるAKI 120人を、高用量腹膜透析(HVPD)vs 連日血液透析(DHD)に無作為化(ブラジル、各60人)。死亡率に有意差なし(約58% vs 53%。ただし死亡差を検出する検出力はなし)。代謝・酸塩基管理や透析量は両群とも適切で、腎機能回復はPD群で約3日早かった。「AKIでは高用量PDも有効な代替となりうる(とくにCRRT/HDの資源が限られる環境で)」ことを示した、PD-for-AKIの代表的RCT。
背景・CQ
AKIのRRTはHD・CRRTが主流だが、PDも歴史的に用いられてきた。PDは「透析量が不十分」、HDは「間欠で血行動態が不安定」との懸念がある。
AKIで、高用量PDは連日HDに匹敵する治療となるか?
研究デザイン(PICO)
ATNによるAKI(n=120、ブラジル三次施設)。重度の高異化例(Schrier基準)は除外。
高用量腹膜透析(HVPD)(自動PD/サイクラー、フレキシブルカテーテル、十分な透析量を確保)。
連日血液透析(DHD)。
死亡(生存)。副次:腎回復・代謝/体液管理。
方法:無作為化・前向き・単施設(São Paulo State University, Botucatu)。各群60人。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。