糖尿病のない成人の減量におけるGLP-1受容体作動薬とコアゴニスト(2026年更新版システマティックレビュー)
Moiz A. 糖尿病のない成人の減量におけるGLP-1受容体作動薬とコアゴニスト(2026年更新版システマティックレビュー)(Efficacy and Safety of GLP-1 Receptor Agonists and Co-agonists for Weight Loss Among Adults Without Diabetes: An Updated Systematic Review). Ann Intern Med 2026.(DOI: 10.7326/ANNALS-25-05519 / PMID: 42673585)
2024年10月5日から2026年3月25日までを対象に検索を更新し、治療期間16週以上のRCTを38件(計25816例、新規14件・11000例を追加)組み入れた。既承認薬のプラセボ差し引き体重減少は、リラグルチド −5.8%(95%CI −8.0〜−3.6)、皮下セマグルチド −14.8%(−16.2〜−13.4)、経口セマグルチド −14.3%(−17.2〜−11.4)、オルフォルグリプロン −12.4%(−15.1〜−9.7)、チルゼパチド −19.0%(−21.6〜−16.4)。開発中の多重作動薬ではアミクレチン −23.9%(−29.3〜−18.5)、レタトルチド −22.1%(−24.9〜−19.3) と数値上さらに大きい。消化器有害事象は依然として高頻度(76.0% vs 40.1%)だが、有害事象による中止は10.7% vs 3.4%、重篤な有害事象 6.5% vs 5.2%、死亡 0.1% vs 0.0% と稀で、新たな安全性シグナルはなかった。
背景・CQ
GLP-1受容体作動薬(GLP-1 RA)は体重管理の目的でますます広く使われている。選択肢は経口薬と多重作動薬へ急速に広がっており、以前のシステマティックレビュー以降に多数の試験が加わっていた。
糖尿病のない過体重・肥満の成人において、GLP-1受容体作動薬とコアゴニストはどれだけ体重を減らし、安全性はどうか?
研究デザイン(PICO)
糖尿病がなく、過体重または肥満のある成人。RCT 38件、計25816例
GLP-1受容体作動薬およびコアゴニスト(リラグルチド、皮下セマグルチド、経口セマグルチド、オルフォルグリプロン、チルゼパチド、アミクレチン、レタトルチド、カグリリンチド・セマグルチド配合、JNJ-64565111 など)
プラセボ、または他のGLP-1受容体作動薬(直接比較試験)
主要=プラセボ差し引きの体重減少率。安全性=消化器有害事象、有害事象による中止、重篤な有害事象、死亡
方法:システマティックレビュー・RCT 38件の定性的統合。MEDLINE、Embase、Cochrane Central Register of Controlled Trials を2024年10月5日から2026年3月25日まで検索し、治療期間16週以上の無作為化比較試験を組み入れた。2名のレビュアーが独立してデータを抽出した。異質性のため定量的な統合(メタ解析)は行っていない。事前登録は PROSPERO CRD42024505558。資金提供なし。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。