合併症のないグラム陰性菌血症は抗菌薬7日で14日に非劣性 ― Yahav 7 vs 14
Yahav. 合併症のないグラム陰性菌血症は抗菌薬7日で14日に非劣性 ― Yahav 7 vs 14(Seven vs 14 Days for Gram-negative Bacteremia (Yahav)). Clin Infect Dis 2019;69(7):1091-1098.(DOI: 10.1093/cid/ciy1054 / PMID: 30535100 / NCT01737320)
合併症のないグラム陰性菌血症で、7日目までに解熱・血行動態が安定した患者を対象に、抗菌薬7日 vs 14日を比較。90日の複合(死亡・治療失敗・再入院/入院延長)は 45.8%(7日)vs 48.3%(14日)で7日が非劣性。短期治療は抗菌薬使用日数を減らし、日常活動への復帰も早い。「短くても大丈夫」を示した抗菌薬適正使用のランドマーク。
背景・CQ
菌血症の治療期間は長く慣習的に決められ、不要な長期投与は副作用・耐性菌・C. difficileのリスクを高める。多くの感染症で短期治療の非劣性が示されてきたが、血流感染では十分検討されていなかった。
合併症のないグラム陰性菌血症で、7日治療は14日に非劣性か?
研究デザイン(PICO)
入院中のグラム陰性菌血症で、7日目時点で48時間以上、解熱かつ血行動態が安定、感染源がコントロールされている成人(n=604)。尿路・腹腔内・呼吸器・カテーテル・皮膚軟部・原因不明のいずれの感染源も対象。
抗菌薬7日間(306例)。
抗菌薬14日間(298例)。
90日時点の複合(全死亡・臨床的失敗〔再発・化膿性/遠隔合併症〕・再入院または入院延長>14日)。非劣性マージン10%。
方法:オープンラベル(解析者盲検)・無作為化・非劣性・1:1、イスラエル2施設+イタリア1施設(2013〜2017)。抗菌薬の選択・投与経路は担当医の裁量(条件が整えば経口へ)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。