メトホルミンに追加する2次選択薬の比較(GRADE)
The GRADE Study Research Group. メトホルミンに追加する2次選択薬の比較(GRADE)(Glycemia Reduction Approaches in Diabetes: A Comparative Effectiveness Study (GRADE)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJMoa2200433 / PMID: 36129996 / NCT01794143)
「メトホルミンの次の一手」に何を選ぶかは実臨床の日常的な問いだが、直接比較したデータは乏しかった。GRADEは5047例の2型糖尿病(メトホルミン内服中)を、4剤——インスリングラルギン・グリメピリド(SU薬)・リラグルチド(GLP-1)・シタグリプチン(DPP-4阻害薬)——のいずれか追加に無作為化し平均5年追跡。HbA1c<7%を長く維持できたのはグラルギンとリラグルチドで、シタグリプチンが最も劣った。ただし差は中等度で、MACEに群間差はなかった。2次選択の実臨床的な指針を与えた比較効果試験。
背景・CQ
2型糖尿病でメトホルミンだけでは血糖管理が不十分になった際、次に追加する薬(2次選択薬)の選択肢は多いが、それらを長期に直接比較したデータは乏しかった。
2型糖尿病でメトホルミンに追加する主要4クラスのうち、どれが血糖目標(HbA1c<7%)を長く維持できるか?
研究デザイン(PICO)
罹病10年未満・メトホルミン単剤でHbA1c 6.8–8.5%の2型糖尿病の成人 5047例
メトホルミンに新規薬を追加(4クラスを1:1:1:1で比較):インスリングラルギンU-100/グリメピリド(SU薬)/リラグルチド(GLP-1受容体作動薬)/シタグリプチン(DPP-4阻害薬)
実薬対照・4群の直接比較(プラセボ対照なし)
主要(代謝)=HbA1c≥7.0%の到達までの時間。副次=HbA1c>7.5%・微小血管/大血管合併症
方法:多施設・無作為化・非盲検・実薬対照・比較効果試験(4群)。平均追跡5年。米国36施設。NIH/NIDDK資金。NCT01794143。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。