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会員限定骨粗鬆症多施設・国際・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験N Engl J Med読了 約4分

大腿骨近位部骨折後へのゾレドロン酸(HORIZON-RFT)

Lyles KW. 大腿骨近位部骨折後へのゾレドロン酸(HORIZON-RFT)(Zoledronic Acid and Clinical Fractures and Mortality after Hip Fracture (HORIZON Recurrent Fracture Trial)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJMoa074941 / PMID: 17878149 / NCT00046254)

大腿骨近位部(股関節)骨折を起こした患者は、次の骨折リスクが高く、死亡率も高い(1年で20〜30%)。しかし術後の骨粗鬆症治療は見過ごされがちだった。HORIZON-RFTは2127例の大腿骨近位部骨折の術後(90日以内)を、ゾレドロン酸5mg年1回静注 vs プラセボに無作為化。新規臨床骨折を35%(8.6 vs 13.9%)、そして総死亡を28%(9.6 vs 13.3%)減らした。骨粗鬆症治療で初めて生命予後の改善を示し、"骨折後こそ骨粗鬆症治療を"という二次骨折予防の要を確立した試験。

Background

背景・CQ

大腿骨近位部(股関節)骨折は、寝たきり・肺炎・血栓症を介して高い死亡率(1年で20〜30%)をもたらし、いったん起こすと次の骨折リスクも高い。しかし現実には、骨折後の骨粗鬆症治療(二次予防)は見過ごされがちだった("治療ギャップ")。骨折後の患者は嚥下・アドヒアランスの問題で経口薬が難しいこともある。大腿骨近位部骨折の術後患者で、年1回静注のゾレドロン酸が新規骨折・死亡を減らすかを検証した。

クリニカルクエスチョン

大腿骨近位部骨折の術後患者で、年1回静注のゾレドロン酸は新規骨折・死亡を減らすか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

低外傷性の大腿骨近位部骨折の外科的修復を90日以内に受けた50歳以上の男女 2127例(年齢上限なし、登録時中央値約79歳)

I
Intervention ・ 介入

ゾレドロン酸5 mg 静注 年1回

vs
C
Comparison ・ 対照

プラセボ(両群ともカルシウム・ビタミンD補充)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=新規の臨床骨折。事前規定=全死亡

方法:多施設・国際・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験(HORIZON Recurrent Fracture Trial)。中央値追跡1.9年。Novartis資金。NCT00046254。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。