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会員限定インスリン療法RCT・多施設・非盲検・並行群間Lancet Diabetes Endocrinol 2026読了 約5分

資源の限られた環境で、ヒトインスリンをグラルギンに替える価値はあるか(HumAn-1)

Luo J. 資源の限られた環境で、ヒトインスリンをグラルギンに替える価値はあるか(HumAn-1)(Human versus Analogue Insulin for Children and Young Adults with Type 1 Diabetes in Low-Resource Settings (HumAn-1)). Lancet Diabetes Endocrinol 2026.(DOI: 10.1016/S2213-8587(26)00097-5 / PMID: 42409045 / NCT05614089)

高価なアナログインスリンは本当に必要か。HumAn-1 は、資源の限られた環境で1型糖尿病を診療する現場からの問いに、無作為化比較試験で答えた。バングラデシュ1施設とタンザニア2施設の7〜25歳400例を、インスリングラルギンと通常治療(ヒトイソフェンインスリンまたは混合70/30)の継続に1:1で割り付け、6か月後に盲検化した持続血糖モニターで評価した。共主要評価項目である very low range(3 mmol/L[54 mg/dL]未満)滞在時間は3.6% vs 3.4%、調整平均差0.22%(97.5%CI −0.83〜1.27、P=0.63)。目標範囲内(3.9〜10.0 mmol/L、70〜180 mg/dL)滞在時間は40.5% vs 38.1%、調整平均差0.55%(97.5%CI −2.78〜3.89、P=0.71)。いずれも差がなかった。

Background

背景・CQ

ヒトインスリン、とくに中間型のイソフェンインスリンは、資源の限られた環境で1型糖尿病の小児・若年者に今も広く使われている。アナログインスリンへ切り替える価値があるかどうかは、その環境で検証されてこなかった。

クリニカルクエスチョン

低・中所得国の1型糖尿病の小児・若年者において、インスリングラルギンはヒトイソフェンインスリンより重篤な低血糖のリスクを減らす、あるいは目標範囲内時間を改善するか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

バングラデシュ1施設・タンザニア2施設で、1型糖尿病と臨床診断された7〜25歳の小児・若年者400例

I
Intervention ・ 介入

インスリングラルギン(Basaglar、Eli Lilly)を基礎インスリンとして皮下投与、通常は就寝前(199例)

vs
C
Comparison ・ 対照

通常治療の継続。基礎インスリンとしてヒトイソフェンインスリンまたは混合70/30を、主治医の判断で1日1回または2回(201例)

O
Outcome ・ 評価項目

共主要=6か月後に盲検化した持続血糖モニターで測定した、very low range(3 mmol/L[54 mg/dL]未満)滞在時間と、目標範囲(3.9〜10.0 mmol/L[70〜180 mg/dL])滞在時間

方法:RCT・多施設・非盲検・並行群間。無作為化は中央で行い、施設で層別した。用量は患者ごとに異なる。主要解析は全体のintention-to-treat集団で実施した。安全性集団は治験治療を1回以上受けた全参加者とし、実際に受けた治療に従って解析した。本試験では全参加者が割り付けられた介入を1回以上受けているため、ITT集団と安全性集団は同一である。資金提供は The Leona M. and Harry B. Helmsley Charitable Trust。試験登録は ClinicalTrials.gov NCT05614089。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。