高透過膜のPDで長時間貯留にicodextrinが除水を改善(除水failureを減らす)― Finkelstein 2005
Finkelstein. 高透過膜のPDで長時間貯留にicodextrinが除水を改善(除水failureを減らす)― Finkelstein 2005(Icodextrin vs 4.25% Dextrose for Peritoneal Ultrafiltration (Finkelstein 2005)). J Am Soc Nephrol 2005;16(2):546-554.(DOI: 10.1681/ASN.2004090793 / PMID: 15625070)
高透過膜(4時間D/Pクレアチニン>0.70)のPD患者92人を、長時間貯留にicodextrin vs 4.25%ブドウ糖で比較(多施設・二重盲検)。純除水(UF)はブドウ糖群で不変なのに対し、icodextrin群で141.6→505.8mL(1週)/540.2mL(2週)へ有意に増加(P<0.001)し、"負の除水(除水failure)"の頻度も有意に低下した。発疹はicodextrinで多かった。除水failure・体液過剰を起こしやすい高透過膜患者で、icodextrinが長時間貯留の除水を救済することを示した代表的RCT。
背景・CQ
PDの除水はブドウ糖の浸透圧勾配に依存するが、長時間貯留ではブドウ糖が吸収され勾配が消失し除水が失われる(とくに高透過膜患者)。icodextrin(高分子グルコースポリマー、等張・コロイド浸透圧)は長時間貯留でも除水を保てるか?
研究デザイン(PICO)
高透過膜(4h D/P Cr>0.70、D/D0グルコース<0.34)のPD患者(n=92、対照45・icodextrin 47)。自動PDの長時間貯留。
icodextrin(7.5%)を長時間貯留に使用。
4.25%ブドウ糖を長時間貯留に使用。
長時間貯留の純除水(net UF)とUF効率比(baseline・1週・2週)。
方法:無作為化・多施設・二重盲検(Icodextrin High Transport Trial Group)。baselineは全例4.25%ブドウ糖。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。