OCTガイドはステント面積を広げステント血栓を減らすが、2年TVFは差を示せず(複雑・石灰化で利益)― ILUMIEN IV
Ali. OCTガイドはステント面積を広げステント血栓を減らすが、2年TVFは差を示せず(複雑・石灰化で利益)― ILUMIEN IV(OCT-Guided vs Angiography-Guided PCI (ILUMIEN IV)). N Engl J Med 2023;389(16):1466-1476.(DOI: 10.1056/NEJMoa2305861 / PMID: 37634188 / NCT03507777)
高リスク(薬物治療糖尿病)または複雑病変の2,487人を、OCTガイドPCI vs 造影ガイドPCIに無作為化(単盲検、COVID下で実施)。最小ステント面積(MSA)は5.72 vs 5.36mm²(P<0.001)でOCTが大きいが、2年の標的血管不全(TVF)は7.4% vs 8.2%(HR 0.90、P=0.45)で有意差なし。ただしステント血栓はOCTで約66%減(0.5% vs 1.4%)、複雑・石灰化サブグループでは重篤MACEが低下。「OCTはステントを最適化し血栓を減らすが、本試験では主要臨床評価を動かせなかった(利益は複雑・石灰化に集中)」を示した。
背景・CQ
OCTは造影より高解像度で、拡張不良・malapposition・edge dissectionを検出できる。
OCTガイドPCIは、造影ガイドより臨床アウトカム(TVF)を改善するか?
研究デザイン(PICO)
高リスク(薬物治療糖尿病)または複雑病変でPCI(n=2,487)。
OCTガイドPCI(事前規定の最適化プロトコル)(n=1,233)。
造影ガイドPCI(n=1,254)。
画像=post-PCI MSA、臨床=2年TVF(心臓死・標的血管MI・虚血driven TVR)。
方法:前向き・大規模・単盲検・無作為化(国際)。COVID-19パンデミック下で実施。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。