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会員限定虚血性心疾患・冠動脈大規模・多施設・無作為化・プラセボ対照・2×2要因試験Lancet読了 約5分

急性心筋梗塞へのアスピリンとストレプトキナーゼ(ISIS-2)

ISIS-2 Collaborative Group. 急性心筋梗塞へのアスピリンとストレプトキナーゼ(ISIS-2)(Randomised Trial of Streptokinase, Aspirin, Both, or Neither in Acute Myocardial Infarction (ISIS-2)). Lancet.(DOI: 10.1016/S0140-6736(88)92833-4 / PMID: 2899772)

心筋梗塞は冠動脈の血栓閉塞で起こる。ISIS-2は17,187例の急性心筋梗塞疑いを、2×2デザインで、ストレプトキナーゼ(血栓溶解薬)vs プラセボ、およびアスピリン vs プラセボに無作為化。アスピリン単独で血管死を23%、ストレプトキナーゼ単独で25%、併用で42%(8.0 vs 13.2%)減らした。安価なアスピリン1錠が命を救うことを大規模に証明し、"心筋梗塞を疑ったらアスピリンを噛み砕いて即投与"という今も続く実践と、大規模RCTの威力を示したEBMの原点となった記念碑。

Background

背景・CQ

急性心筋梗塞は冠動脈の血栓性閉塞で心筋が壊死する病態である。血栓を溶かすストレプトキナーゼ(血栓溶解薬)の有効性は示されつつあったが、血小板を抑える安価なアスピリンが心筋梗塞の死亡を減らすかは確立していなかった。急性心筋梗塞疑いで、ストレプトキナーゼとアスピリンが各々・併用で血管死を減らすかを検証した。

クリニカルクエスチョン

急性心筋梗塞疑いにおいて、アスピリンとストレプトキナーゼは各々・併用で血管死を減らすか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

発症24時間以内(中央値5時間)の急性心筋梗塞疑いの成人 17,187例(417施設)

I
Intervention ・ 介入

①ストレプトキナーゼ150万単位を1時間で静注/②アスピリン162.5 mg/日を1か月(初回は噛み砕く/吸う)

vs
C
Comparison ・ 対照

それぞれのプラセボ(2×2要因デザイン)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=5週の血管死

方法:大規模・多施設・無作為化・プラセボ対照・2×2要因試験。1988年発表(試験登録制度確立前でNCT記載なし)。10年追跡でも早期の利益が維持されることを確認。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。