熟練術者の現代CTO-PCIは技術的成功89.9%・レトログレードを第一戦略に約28% ― 日本CTO-PCIエキスパートレジストリ
Suzuki. 熟練術者の現代CTO-PCIは技術的成功89.9%・レトログレードを第一戦略に約28% ― 日本CTO-PCIエキスパートレジストリ(Contemporary CTO-PCI Outcomes by Expert Operators (Japanese CTO-PCI Expert Registry)). JACC Cardiovasc Interv 2017;10(21):2144-2154.(DOI: 10.1016/j.jcin.2017.06.024 / PMID: 29055764)
日本の高度に熟練したCTO専門医41名による連続2,846例のCTO-PCI(2014–2015)を集めた前向き・非無作為化レジストリ。全体の技術的成功率は89.9%で、レトログレード(側副血行経由)を第一戦略に選んだのは27.8%。アンテグレードを第一とした場合の成功率(91.0%)がレトログレード第一より高く、院内MACCEは低率だった。「熟練術者の現代CTO-PCIは技術的成功約90%を安全に達成でき、難度の高い病変でレトログレードを使い分ける」を示した実臨床データ。CTO手技・デバイスシリーズの締めとして、現代の到達点を提示する。
背景・CQ
CTO-PCIは複雑で、過去の多施設成功率は70%台だった。デバイス・技術(ADR、レトログレード、ハイブリッドアルゴリズム)の進歩で成功率は向上。
熟練術者の現代CTO-PCIは、どの程度の成功率・安全性を達成できるか? どの戦略が選ばれるか?
研究デザイン(PICO)
- P:CTO-PCIを受ける患者(連続2,846例、日本の専門医41名、2014–2015)。
- I/比較:アンテグレード第一 vs レトログレード第一(ITT原則で比較)。
- O:技術的成功率、院内MACCE(死亡・MI・脳卒中・再血行再建)、造影剤腎症等。
方法:前向き・多施設・非無作為化レジストリ(日本CTO-PCIエキスパート委員会、ITT解析)。J-CTOスコアで難度評価。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。