COPD増悪予防のためのアジスロマイシン(MACRO)
Albert RK. COPD増悪予防のためのアジスロマイシン(MACRO)(Azithromycin for Prevention of Exacerbations of COPD (MACRO)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJMoa1104623 / PMID: 21864166 / NCT00325897)
吸入薬を最適化しても増悪を繰り返すCOPDに、次の一手はあるか。MACROは1142例に、アジスロマイシン250mg/日を1年間、通常治療に上乗せ。初回増悪までの期間が266日 vs 174日と延び、増悪率も約27%減った(NNT約3)。マクロライドの抗炎症・免疫調整作用を使う戦略だが、聴力低下とマクロライド耐性化という代償があり、"誰に使うか"の見極めが要る一本。
背景・CQ
増悪はCOPDの予後・QOL・肺機能を悪化させる。マクロライドは多様な炎症性気道疾患で有益とされる。吸入薬(ICS/LABA/LAMA)を使っても増悪する患者に、アジスロマイシンの長期併用が増悪を減らすかを検証した。
吸入薬を最適化しても増悪を繰り返すCOPDに、アジスロマイシン250mg/日の1年併用を上乗せすると、増悪を減らせるか?
研究デザイン(PICO)
増悪リスクの高いCOPDで、聴力障害・安静時頻脈・QT延長リスクのない患者 1142例(約80%がICS/LABA/LAMAを併用)
アジスロマイシン250mg 1日1回×1年(通常治療に上乗せ)570例
プラセボ 572例
主要=初回急性増悪までの時間
方法:無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験。聴力・QT延長リスク例は事前に除外(安全性への配慮)。NIH資金。1577例をスクリーニングし1142例(72%)を無作為化。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。