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会員限定気管支喘息システマティックレビュー・メタ解析Arch Dis Child 2025読了 約5分

小児の喘息発作に硫酸マグネシウム静注を足すか ― RCT 9件473例のシステマティックレビュー

Hamud AA. 小児の喘息発作に硫酸マグネシウム静注を足すか ― RCT 9件473例のシステマティックレビュー(Intravenous Magnesium Sulfate in Addition to SABA and Systemic Steroids in Acute Asthma Exacerbations in Children). Arch Dis Child 2025.(DOI: 10.1136/archdischild-2024-327486 / PMID: 40562459)

小児の急性喘息発作で、標準的な一次治療(SABA吸入・ネブライザー+全身ステロイド)に硫酸マグネシウム静注を追加する効果を検証したRCT 9件、計473例のシステマティックレビュー・メタ解析。入院率は硫酸マグネシウム群で低く(平均差0.70、95%CI 0.54〜0.90、I²=7%、n=115)、非侵襲的換気の必要性も低かった(RR 0.17、95%CI 0.15〜0.54、p=0.003、n=143)。一方、喘息重症度スコア(平均差 −0.18、95%CI −1.35〜0.98、I²=2%、n=115)、在院時間(平均差 −78.86、95%CI −200.37〜42.66、I²=99%、n=284)、侵襲的換気の必要性(RR 0.35、95%CI 0.11〜1.17、I²=0%、n=237)は同等。PICU入室率にも差はなかった(p=0.43、n=61)。ピークフローは硫酸マグネシウム群で改善(p<0.001、n=20)。重篤な有害事象の報告はなかった。著者は入院率と非侵襲的換気に関するエビデンスを低い確実性と評価している。PROSPERO CRD42023405261。

Background

背景・CQ

喘息発作における硫酸マグネシウム静注の役割ははっきりしていない。SABAと全身ステロイドという一次治療のうえに追加する価値があるかどうかが問われている。

クリニカルクエスチョン

小児の急性喘息発作において、硫酸マグネシウム静注の有効性と安全性はどの程度か?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

急性喘息発作の小児。RCT 9件、計473例

I
Intervention ・ 介入

標準一次治療(SABA吸入・ネブライザー+全身ステロイド)に、硫酸マグネシウムの静脈内投与を追加

vs
C
Comparison ・ 対照

標準一次治療のみ(硫酸マグネシウム追加なし)

O
Outcome ・ 評価項目

罹病、ケアのエスカレーション、在院時間、肺機能、有害事象、死亡

方法:システマティックレビュー・メタ解析。MEDLINE、EMBASE、CINAHL、Cochrane Central Register of Controlled Trials、Web of Science を2024年5月まで検索した。組み入れはランダム化比較試験に限り、システマティックレビュー実施に関する国際的ガイドラインに従った。事前登録は PROSPERO CRD42023405261。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。