血栓回収(ステントリトリーバー)が前方循環大血管閉塞の転帰を改善
Berkhemer(MR CLEAN Investigators). 血栓回収(ステントリトリーバー)が前方循環大血管閉塞の転帰を改善(MR CLEAN). N Engl J Med 2015;372(1):11-20.(DOI: 10.1056/NEJMoa1411587 / PMID: 25517348)
前方循環の近位大血管閉塞による急性脳梗塞(発症6時間以内)で、血管内治療(主にステントリトリーバーによる血栓回収)を通常ケアに上乗せすると、90日の機能転帰が改善(自立 mRS 0–2 が 32.6% vs 19.1%)。血栓回収(機械的血栓除去)時代の幕を開けた試験。
背景・CQ
t-PA静注は確立していたが、太い血管の閉塞では再開通率が低かった。旧来の血管内治療試験(IMS III等)は有益性を示せていなかった。
新世代のステントリトリーバーを用いた血栓回収は、通常ケアに上乗せして転帰を改善するか?
研究デザイン(PICO)
前方循環近位(内頸動脈・中大脳動脈M1/M2等)の閉塞、発症6時間以内(n=500)。
血管内治療(主にステントリトリーバー)+通常ケア(t-PA含む)(233例)。
通常ケアのみ(267例)。
90日のmodified Rankin Scale(mRS、シフト解析)。
方法:オランダ多施設・無作為化・オープンラベル・盲検評価(PROBE)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。