川崎病にガンマグロブリン静注は冠動脈異常を減らすか ― IVIG標準治療の礎(1986)
Newburger JW. 川崎病にガンマグロブリン静注は冠動脈異常を減らすか ― IVIG標準治療の礎(1986)(The Treatment of Kawasaki Syndrome with Intravenous Gamma Globulin). N Engl J Med 1986.(DOI: 10.1056/NEJM198608073150601 / PMID: 2426590)
急性川崎症候群の小児における冠動脈異常の頻度を減らすことについて、ガンマグロブリン静注+アスピリンとアスピリン単独を比較した多施設ランダム化試験。ガンマグロブリン群は400mg/kg/日を4日間連続で静注し、両群ともアスピリン100mg/kg/日を病日14日まで、その後は3〜5mg/kg/日を投与した。二次元心エコー図は2名以上の読影者が盲検下に独立して判定した。登録2週後、冠動脈異常はアスピリン群 78例中18例(23%)に対しガンマグロブリン群 75例中6例(8%)(p=0.01)。登録7週後は、アスピリン群 79例中14例(18%)に対しガンマグロブリン群 79例中3例(4%)(p=0.005)。ガンマグロブリン投与による重篤な有害作用を生じた児はいなかった。著者は、高用量のガンマグロブリン静注は川崎症候群の経過の早期に投与すれば安全かつ有効に冠動脈異常の頻度を減らすと結論した。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。