冠動脈分岐部は「簡単(プロビジョナル)」戦略で十分(複雑2ステントの上乗せなし)― Nordic Bifurcation Study
Steigen. 冠動脈分岐部は「簡単(プロビジョナル)」戦略で十分(複雑2ステントの上乗せなし)― Nordic Bifurcation Study(Simple vs Complex Stenting of Bifurcation Lesions (Nordic Bifurcation Study)). Circulation 2006;114(18):1955-1961.(DOI: 10.1161/CIRCULATIONAHA.106.664920 / PMID: 17060387)
冠動脈分岐部病変413人を、シロリムス溶出ステント(SES)で簡単戦略(主枝ステント+必要時のみ側枝=プロビジョナル)vs 複雑戦略(主枝+側枝の両方をステント)に無作為化。6か月の主要心血管イベントに差なし。複雑戦略は手技時間・造影剤量・周術期MIが増加。5年でも複合15.8% vs 21.8%(NS、簡単戦略が数値上良好)。非左主幹部分岐部では"簡単(プロビジョナル)"が標準であることを確立した古典的ランドマーク。
背景・CQ
分岐部の最適なステント戦略は不明だった。「側枝も最初からステントすべき」という考えもあったが根拠が乏しかった。
分岐部で、複雑(両枝ステント)戦略は簡単(プロビジョナル)戦略より予後を改善するか?
研究デザイン(PICO)
冠動脈分岐部病変(主に非左主幹部)(n=413、北欧)。
主枝+側枝の両方をステント(最初から2ステント)。
主枝をステントし、側枝は必要時のみステント。
6か月の主要心血管イベント複合(心臓死・MI・標的血管血行再建・ステント血栓)。
方法:無作為化・多施設・第3相(Nordic PCI Study Group)。全例SES。
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