ショックの早期栄養 ― 経腸 vs 静脈で死亡は同等、経腸で腸管虚血が増える
Reignier(NUTRIREA-2/CRICS group). ショックの早期栄養 ― 経腸 vs 静脈で死亡は同等、経腸で腸管虚血が増える(NUTRIREA-2). Lancet 2018;391(10116):133-143.(DOI: 10.1016/S0140-6736(17)32146-3 / PMID: 29128300 / NCT01802099)
ショックの人工呼吸成人2410人で、早期経腸栄養(EN)vs 早期静脈栄養(PN)(いずれも等カロリー)を比較。28日死亡・感染症は差なしだが、経腸群で腸管虚血が有意に多い(2% vs <1%、19 vs 5・P=0.007)。嘔吐・下痢・偽性腸閉塞・低血糖も多い。ショックで早期にフル経腸を押し込まない根拠。
背景・CQ
ガイドラインは感染を減らすとして経腸栄養を優先するが、昇圧薬を要するショックでの早期経腸は腸管虚血のリスクがある。
ショックでも早期ENをPNより優先すべきか?
研究デザイン(PICO)
昇圧薬を要するショックの人工呼吸成人(n=2410、仏44 ICU)。
早期経腸栄養(EN)。
早期静脈栄養(PN)。いずれも等カロリー(20-25 kcal/kg/日)、挿管24時間以内開始。
28日全死亡。
方法:無作為化・多施設・非盲検(経路は盲検不可)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。