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会員限定心不全RCT・多施設・2群並行N Engl J Med 2026読了 約4分

左心疾患・心不全に伴う肺高血圧への肺動脈デナベーション(PADN-HF-PH)

Zhang H. 左心疾患・心不全に伴う肺高血圧への肺動脈デナベーション(PADN-HF-PH)(Pulmonary Denervation for Heart Failure-Related Pulmonary Hypertension (PADN-HF-PH)). N Engl J Med 2026.(DOI: 10.1056/NEJMoa2609056 / PMID: 42670986 / NCT05824923)

中国の多施設で、左心疾患に伴い心不全を呈する肺高血圧の患者264例を、肺動脈デナベーション+ガイドラインに沿った薬物療法(134例)と、薬物療法のみ(130例)に1:1で割り付けたRCT。主要評価項目は、最終追跡までの臨床的悪化(死亡、心臓または肺の移植、心不全入院、外来での心不全悪化、6分間歩行距離の低下の複合)。追跡期間の中央値338日で、カプランマイヤー法による2年推定発生率は25.7% vs 51.5%(HR 0.49、95%CI 0.30〜0.82、P=0.006)だった。穿刺部血腫はデナベーション群2例・薬物療法群1例で、それ以外の手技合併症はなかった。薬では届かない「交感神経」をカテーテルで狙う治療を、左心疾患に伴う肺高血圧で検証したRCTである。

Background

背景・CQ

左心疾患が原因で心不全を伴う肺高血圧では、交感神経の過剰な活性化が肺血管抵抗の上昇、右室機能障害、予後不良につながっている可能性がある。肺動脈デナベーションは交感神経の活動を下げうるが、左心疾患に伴う肺高血圧への臨床効果は分かっていなかった。

クリニカルクエスチョン

左心疾患・心不全に伴う肺高血圧で、薬物療法に肺動脈デナベーションを加えると臨床的悪化は減るか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

左心疾患に伴い心不全を呈する肺高血圧の患者264例(中国の多施設)

I
Intervention ・ 介入

肺動脈デナベーション+ガイドラインに沿った薬物療法(134例)

vs
C
Comparison ・ 対照

ガイドラインに沿った薬物療法のみ(130例)

O
Outcome ・ 評価項目

主要評価項目=最終追跡までの臨床的悪化(死亡、心臓または肺の移植、心不全入院、外来での心不全悪化、6分間歩行距離の低下の複合)

方法:RCT・多施設・2群並行。中国で実施し、1:1で割り付けた。資金は Pulnovo Medical ほか。試験登録は NCT05824923。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。