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会員限定循環器RCT・二重盲検・プラセボ対照(安全性のため早期中止)N Engl J Med 2011読了 約6分

PALLAS試験:同じ薬を、違う患者に出したら、真逆の結果が出た

Connolly SJ, et al. Dronedarone in high-risk permanent atrial fibrillation. N Engl J Med. 2011;365(24):2268-76.(DOI: 10.1056/NEJMoa1109867 / PMID: 22082198 / NCT01151137)

ATHENAの成功を受け、ドロネダロンを高リスクの永続性心房細動へ広げようとした試験。65歳以上・6か月以上の永続性心房細動 3236例を登録した時点で、安全性上の理由により中止された。脳卒中・心筋梗塞・全身塞栓・心血管死の複合はHR 2.29(1.34–3.94)、p=0.002で2倍を超え、心血管死・脳卒中・心不全入院もすべて増加。「この薬をこの患者に使ってはならない」と抄録が明言した稀な試験。

Background

背景・CQ

ドロネダロンは間欠性心房細動において洞調律を回復させ、入院または死亡を減らすことが示されていた(ATHENA)。

さらに心拍数と血圧を下げ、抗アドレナリン作用と心室性不整脈への潜在的な抑制作用をもつ。

そこで、高リスクの永続性心房細動においても主要な血管イベントを減らすのではないか、と仮説を立てた。

クリニカルクエスチョン

高リスクの永続性心房細動患者において、ドロネダロンは主要な血管イベントを減らすか?

Design (PICO)

研究デザインの読み方(PICO)

P
Population ・ 患者

65歳以上で、6か月以上の永続性心房細動があり、主要血管イベントの危険因子をもつ患者 3236例

I
Intervention ・ 介入

ドロネダロン

vs
C
Comparison ・ 対照

プラセボ

O
Outcome ・ 評価項目

脳卒中、心筋梗塞、全身塞栓、または心血管死

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。