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会員限定白血病(AML)RCT・第2相・多施設・1対1割り付けN Engl J Med 2026読了 約5分

導入化学療法が可能なAMLに、アザシチジン+ベネトクラクスを当ててみる(PARADIGM)

Fathi AT. 導入化学療法が可能なAMLに、アザシチジン+ベネトクラクスを当ててみる(PARADIGM)(Azacitidine-Venetoclax or Induction Chemotherapy for Acute Myeloid Leukemia (PARADIGM)). N Engl J Med 2026.(DOI: 10.1056/NEJMoa2602804 / PMID: 42685316 / NCT04801797)

これまでアザシチジン+ベネトクラクスは「導入化学療法に耐えられない患者の治療」と位置づけられてきた。この第2相ランダム化試験は、その前提を逆から検証した。導入化学療法の適応があると判断された未治療AML 172例を1対1で割り付け、主要評価項目の無イベント生存の中央値は、アザシチジン+ベネトクラクス群 14.5か月(95%CI 10.4〜24.4)に対し導入化学療法群 6.2か月(95%CI 4.1〜10.1)、イベントまたは死亡のハザード比 0.57(95%CI 0.39〜0.84)、層別ログランク検定 P=0.002。年齢中央値64歳、ELN 2022 で adverse risk が72%という集団である。Grade3以上の感染は28% vs 41%、Grade3以上の出血は2% vs 12%。ただし第2相・172例であり、CBF融合遺伝子・FLT3変異・NPM1変異(60歳未満)は除外されている。

Background

背景・CQ

導入化学療法は、全身状態の良いAML患者にとって長らく治癒を目指す治療の中核だった。しかし副作用は重く、入院期間や医療資源の消費も大きい。一方、導入化学療法の適応が無い患者には、脱メチル化薬+ベネトクラクスが有効性と副作用のバランスから標準治療となっている。では、導入化学療法を「受けられる」患者にこの併用を当てたらどうなるのか。

クリニカルクエスチョン

導入化学療法の適応がある未治療AML患者で、アザシチジン+ベネトクラクスは導入化学療法より無イベント生存を延ばすか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

導入化学療法の適応があると判断された未治療の成人AML 172例。年齢中央値64歳、ELN 2022分類で adverse risk が72%。CBF(core binding factor)融合遺伝子、FLT3変異、NPM1変異(60歳未満の場合)を持つ患者は除外

I
Intervention ・ 介入

アザシチジン+ベネトクラクス(86例)

vs
C
Comparison ・ 対照

導入化学療法(86例)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=無イベント生存(event-free survival)。安全性=Grade3以上の感染、Grade3以上の出血

方法:RCT・第2相・多施設・1対1割り付け。未治療の成人AMLのうち導入化学療法の適応があると判断された患者が対象で、CBF融合遺伝子・FLT3変異・NPM1変異(60歳未満の場合)を有する患者はあらかじめ除外された。主要評価項目は無イベント生存で、層別ログランク検定により比較された。追跡期間中央値は21.9か月。資金提供は AbbVie ほか。試験登録は ClinicalTrials.gov NCT04801797。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。