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会員限定糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)RCT・多施設・2×2要因デザインN Engl J Med 2018読了 約5分

小児DKAの輸液速度と生理食塩水濃度は脳に影響するか(PECARN FLUID)

Kuppermann N. 小児DKAの輸液速度と生理食塩水濃度は脳に影響するか(PECARN FLUID)(Clinical Trial of Fluid Infusion Rates for Pediatric Diabetic Ketoacidosis (PECARN FLUID)). N Engl J Med 2018.(DOI: 10.1056/NEJMoa1716816 / PMID: 29897851 / NCT00629707)

小児の糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)は、軽度から重度までの脳損傷を起こしうる。静脈輸液がこの損傷に寄与するかどうかは数十年にわたり議論されてきた。13施設のランダム化比較試験で、輸液の投与速度塩化ナトリウム濃度が小児DKAの神経学的転帰に与える影響を検討した。小児を2×2要因デザインで4群(塩化ナトリウム0.9%または0.45%、投与速度は速いまたは遅い)に割り付けた。主要評価項目はDKA治療中の意識状態の低下で、Glasgow Coma Scale(GCS)スコアが2回連続で14未満となることと定義した(スコアは3〜15で、低いほど意識状態が悪い)。副次評価項目はDKA治療中の臨床的に明らかな脳損傷、DKA治療中の短期記憶、およびDKA回復後2〜6か月の記憶とIQである。1255例の小児で1389エピソードのDKAが報告された。GCSスコアが14未満に低下したのは48エピソード(3.5%)、臨床的に明らかな脳損傷は12エピソード(0.9%)GCSが14未満に低下したエピソードの割合、GCS低下の程度、GCSが14未満であった時間、短期記憶検査の結果、治療中の明らかな脳損傷の発生のいずれについても、4群間に有意差はなかった。 回復後の記憶とIQのスコアも群間で有意差はなかった。意識状態の変化以外の重篤な有害事象はまれで、全群で同程度の頻度だった。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。