限局性腹膜転移を伴う胃癌に胃切除+腹膜切除+HIPECを加える是非(PERISCOPE II)
Quik JSE. 限局性腹膜転移を伴う胃癌に胃切除+腹膜切除+HIPECを加える是非(PERISCOPE II)(Cytoreductive Surgery and HIPEC versus Systemic Therapy Alone for Gastric Cancer with Limited Peritoneal Metastases (PERISCOPE II)). Lancet Oncol 2026.(DOI: 10.1016/S1470-2045(26)00144-0 / PMID: 42419336 / NCT03348150)
腹膜転移を伴う胃癌に対し、腹膜切除(cytoreductive surgery)+腹腔内温熱化学療法(HIPEC)は広く行われてきたが、全身療法と比較した試験はこれまで存在しなかった。PERISCOPE II はヨーロッパ8施設で、切除可能な cT3/cT4a 胃腺癌かつ腹膜転移が限局(Peritoneal Cancer Index <7)または腹水細胞診陽性、全身療法3コース以上で進行がない102例を、全身療法の継続(標準群51例)と、胃切除+腹膜切除+HIPEC(オキサリプラチン460mg/m²・41℃、ドセタキセル50mg/m²・37℃)(実験群51例)に1:1で割り付けた。追跡中央値67か月で全生存中央値は標準群 16.6か月(95%CI 14.1–21.9)vs 実験群 15.7か月(11.4–25.5)、ハザード比 1.10(95%CI 0.69–1.74)、p=0.70。無益性の中間解析で試験は早期中止された。Grade3以上の有害事象は20% vs 42%、重篤な有害事象は6% vs 44%、無作為化後100日以内の治療関連死3例はすべて実験群だった。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。